・VOOとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の違いは?
・どっちに投資すべき?
このような悩みに答えます。
- VOOとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の違い
- VOOとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の比較
- VOOとeMAXIS Slim 米国株式どっち?
- VOOがおすすめな人
- 投資信託の買い方
「VOOとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)どっちに投資すべき?」と悩んでいませんか?
結論から言うと、特にこだわりがなければeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。
ただ、S&P500に投資しつつ配当金を得たい、少しでも手数料を抑えたい、などの場合はVOOが適しています。
本記事ではVOOとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の違いやどっちに投資すべきかについて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
【おすすめのネット証券】
- 三井住友カード利用者:SBI証券
>> SBI証券のメリット・デメリットについて解説 - 楽天カード利用者:楽天証券
>> 楽天証券のメリット・デメリットについて解説 - au PAY カード利用者:auカブコム証券
>> auカブコム証券のメリット・デメリットについて - dカードまたは上記3つ以外のカード利用者:マネックス証券
>> マネックス証券のメリット・デメリットについて解説
VOOとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の違い
VOO | eMAXIS Slim | |
種別 | ETF(上場投資信託) | 投資信託 |
運用会社 | バンガード | 三菱UFJアセットマネジメント |
配当利回り | 1.4% | なし |
取引のタイミング | リアルタイム | 1日1回 |
最小購入数量 | 数万円〜 | 100円〜 |
売買方法 | 株式と同様に投資家同士が直接売買 | 証券会社や銀行から直接購入 |
VOOとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はどちらもS&P500に連動することを目標とする金融商品です。
ただ、以下の4点が異なります。
【配当利回り】
- VOO:配当金を配り、配当利回りは1.4%。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):配当金を配らない
【取引のタイミング】
- VOO:市場が開いてる間にリアルタイムで購入可能
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):リアルタイムでの購入は不可。1日1回計算される基準価額で購入・売却が行われる
【最小購入数量】
- VOO:購入するには最低でも数万円が必要
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):100円程度から購入可能
【売買方法】
- VOO:株式と同様に証券会社を通じて投資家同士が直接売買
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):証券会社や銀行から直接購入可能
VOOとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の比較
組入銘柄
VOOとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の組入上位10銘柄の比較は以下のとおり。
VOO | eMAXIS Slim | ||
---|---|---|---|
銘柄 | 比率 | 銘柄 | 比率 |
マイクロソフト | 6.96% | マイクロソフト | 7.2% |
アップル | 6.30% | アップル | 6.6% |
エヌビディア | 6.11% | エヌビディア | 6.5% |
アマゾン | 3.64% | アマゾン | 3.9% |
メタ・プラットフォームズ | 2.32% | メタ・プラットフォームズ | 2.4% |
アルファベット A | 2.29% | アルファベット A | 2.3% |
アルファベット C | 1.94% | アルファベット C | 1.9% |
バークシャー・ハサウェイ | 1.70% | バークシャー・ハサウェイ | 1.6% |
イーライリリー | 1.48% | イーライリリー | 1.5% |
JPモルガン・チェース | 1.32% | ブロードコム | 1.5% |
- VOO:2024年7月12日時点
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):2024年6月28日時点
どちらもほぼ同じ銘柄で構成されています。
純資産額
純資産総額は組み入れられている株式や債券など資産の時価総額のことで、投資信託の規模を表します。
純資産総額が多いほど多くの人から投資されていることを意味します。
VOO | eMAXIS Slim |
78兆3217億円 | 5兆2780億円 |
- VOO:2024年7月12日時点。1ドル=160円で計算
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):2024年7月12日時点
純資産額はVOOの方が大きいです。
手数料
VOO | eMAXIS Slim | |
購入時手数料 | 0.03% | 無料 |
信託財産留保額 | 無料 | |
信託報酬 | 0.0932% | |
その他 | 0.01% | |
実質コスト | 0.03% | 0.11% |
手数料はVOOの方が安いです。
利回り
VOO | eMAXIS Slim | |
2019年 | 31.6% | 30.5% |
2020年 | 12.9% | 10.3% |
2021年 | 42.7% | 44.5% |
2022年 | -6.3% | -6.1% |
2023年 | 36.1% | 23.3% |
平均 | 23.4% | 20.5% |
利回りはVOOの方が高いです。
新NISAの対象
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
VOO | × | ◯ |
eMAXIS Slim | ◯ | ◯ |
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
VOOは成長投資枠のみ対象ですが、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はつみたて投資枠と成長投資枠の対象です。
VOOとeMAXIS Slim 米国株式どっち?
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)をおすすめする理由は以下の4つ。
- 手数料が低い
- 手軽に購入可能
- 配当金が配られない
- 再投資の分だけ非課税枠が減る
①手数料が低い
利回りや手数料はVOOの方が優れています。
特にVOOの手数料は0.03%と目を見張るものがあります。
ですが、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の手数料も0.1%程度であり、投資信託の中では非常に低いです。
②手軽に購入可能
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は100円程度からできます。
一方、V00は最低でも数万円必要になるうえ、購入時は円をドルに変換する必要があります。
(ネット証券では円貨決済できる場合もありますが、円貨決済では取引のたびに為替手数料が発生します。そのため、コストを抑えたければ円をドルに変換する外貨決済がお得です。)
③配当金が配られない
VTでは配当金が配られますが、配当金は総合課税または申告分離課税の対象です。
そのため、配当金が配られるたびに課税されます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)では配当金が自動で再投資されるので、課税されずに済みます。
④再投資の分だけ非課税枠が減る
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)では配当金が自動で再投資されますが、VOOでは配当金が投資家に一度返されます。
この際、ETFから得た配当金を再投資することもできますが、再投資するとその分だけNISA口座の非課税枠が減ってしまいます。
NISA口座とは?
証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。
課税口座で投資を行い利益を得たら20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資を行えば税金がかかりません。
NISA口座での年間投資額は360万円と決まっているため、長期投資前提の場合は配当金を再投資すると効率が悪くなってしまいます。
VOOがおすすめな人
基本的にはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめですが、以下の場合はVOOが適しています。
- S&P500に投資しつつ配当金を得たい
- 資金に余裕がある
- 少しでも手数料を抑えたい
VOOは配当金が配られるうえ、最小購入数量が数万円からと高いです。
配当金を得たい場合や、資金に余裕がある場合はおすすめです。
また、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)より手数料が低いので、少しでも手数料を抑えたい方もVOOを選ぶと良いでしょう。
投資信託の買い方
投資信託の買い方は以下のとおり。
- 証券口座を開設する
- 投資信託を積立購入する
①証券口座を開設する
投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
多くのネット証券ではNISA口座での取引手数料が無料になったので、使用するクレジットカードによって証券口座を選ぶと良いでしょう。
NISA口座(非課税口座)とは?
証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。
課税口座で投資を行い利益を得たら20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資を行えば税金がかかりません。
- 三井住友カード利用者:SBI証券
>> SBI証券のメリット・デメリットについて解説 - 楽天カード利用者:楽天証券
>> 楽天証券のメリット・デメリットについて解説 - au PAY カード利用者:auカブコム証券
>> auカブコム証券のメリット・デメリットについて - dカードまたは上記3つ以外のカード利用者:マネックス証券
>> マネックス証券のメリット・デメリットについて解説
クレジットカードで積立するとポイントが還元されます。
なお、マネックス証券のポイント還元率は1.1%とトップクラスの還元率を誇ります。
三井住友カードや楽天カード、au PAY カードを持っていない方は、マネックスカードを作成してマネックス証券を利用すると良いでしょう。
②投資信託を積立購入する
証券口座を開設したら投資信託を積立購入します。
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
まとめ
今回はVOOとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)どっちに投資すべきかについて解説しました。
- VOOとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の違い
- VOOとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の比較
- VOOとeMAXIS Slim 米国株式どっち?
- VOOがおすすめな人
- 投資信託の買い方
特にこだわりがなければeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。
ただ、S&P500に投資しつつ配当金を得たい、少しでも手数料を抑えたい、などの場合はV00が適しています。
資産状況や投資目的と照らし合わせ、自分に合った投資先を選ぶと良いでしょう。
なお、投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
【おすすめのネット証券】
- 三井住友カード利用者:SBI証券
>> SBI証券のメリット・デメリットについて解説 - 楽天カード利用者:楽天証券
>> 楽天証券のメリット・デメリットについて解説 - au PAY カード利用者:auカブコム証券
>> auカブコム証券のメリット・デメリットについて - dカードまたは上記3つ以外のカード利用者:マネックス証券
>> マネックス証券のメリット・デメリットについて解説