iFreeNEXT FANG+インデックスとは?
このような悩みに答えます。
- iFreeNEXT FANG+インデックスとは?
- iFreeNEXT FANG+インデックスの基本情報
- 投資信託の買い方
- iFreeNEXT FANG+インデックスに関するQ&A
iFreeNEXT FANG+インデックスとは?
iFreeNEXT FANG+インデックスは、2018年から運用が開始された投資信託です。
大和アセットマネジメントが運用しており、目標とする指数はニューヨーク証券取引所が算出する「NYSE FANG+指数」です。
急成長を遂げるこれらの企業のパフォーマンスを反映することで高い成長が期待されています。
なお、国内でFANG+に直接投資できる投資信託は、このiFreeNEXT FANG+インデックスのみとなっています。
iFreeNEXT FANG+インデックスの基本情報
運用方法
iFreeNEXT FANG+インデックスは、目標とする株価指数(NYSE FANG+指数)の構成銘柄に直接投資します。
また、iFreeNEXT FANG+インデックスにはマザーファンドが存在し、実質的な運用はマザーファンドで行われます。
組入銘柄
銘柄 | 業種 | 比率 |
エヌビディア | 情報技術 | 10.0% |
クラウドストライク | 情報技術 | 9.9% |
ブロードコム | 情報技術 | 9.9% |
メタ・プラットフォームズ | コミュニケーション・サービス | 9.8% |
アップル | 情報技術 | 9.6% |
アルファベット | コミュニケーション・サービス | 9.5% |
ネットフリック | コミュニケーション・サービス | 9.5% |
アマゾン | 一般消費財・サービス | 9.4% |
マイクロソフト | 情報技術 | 9.2% |
サービスナウ | 情報技術 | 9.2% |
純資産額
純資産総額は組み入れられている株式や債券など資産の時価総額のことで、投資信託の規模を表します。
純資産総額が多いほど多くの人から投資されていることを意味します。
iFreeNEXT FANG+インデックスの純資産額は、2,980億円ほどです。
手数料
購入時手数料 | 無料 |
信託財産留保額 | 無料 |
信託報酬 | 0.7755% |
その他 | 0.001% |
実質コスト | 0.79% |
購入時手数料、信託財産留保額(解約時の手数料)はどちらも無料です。
信託報酬は0.7755%、その他の費用は0.001%、合計すると0.79%の手数料がかかります。
利回り
2018年 | -13.6% |
2019年 | 39.6% |
2020年 | 85.6% |
2021年 | 31.3% |
2022年 | -31.4% |
2023年 | 110.1% |
iFreeNEXT FANG+インデックスの利回りは変動が大きく、過去6年間の平均利回りは27.2%です。
新NISAの対象
つみたて投資枠 | ◯ |
成長投資枠 | ◯ |
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
つみたて投資枠と成長投資枠の対象です。
基準価額の推移
基準価額とは、投資信託が保有する資産(株式、債券、不動産など)の時価総額を総口数で割ったもので、投資信託の資産価値を反映します。
基本的に基準価額は、目標とする株価指数の株価に比例する傾向があります。
以下のグラフは、2018年から2024年までのiFreeNEXT FANG+インデックスの基準価額の推移を示したものです。
短期的な変動を繰り返しつつも、運用開始時の2018年から2024年にかけて、上昇基調を維持しています。
投資信託の買い方
投資信託の買い方は以下のとおり。
- 証券口座を開設する
- 投資信託を積立購入する
①証券口座を開設する
投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
多くのネット証券ではNISA口座での取引手数料が無料になったので、使用するクレジットカードによって証券口座を選ぶと良いでしょう。
NISA口座(非課税口座)とは?
証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。
課税口座で投資を行い利益を得たら20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資を行えば税金がかかりません。
- 三井住友カード利用者:SBI証券
>> SBI証券のメリット・デメリットについて解説 - 楽天カード利用者:楽天証券
>> 楽天証券のメリット・デメリットについて解説 - au PAY カード利用者:auカブコム証券
>> auカブコム証券のメリット・デメリットについて - dカードまたは上記3つ以外のカード利用者:マネックス証券
>> マネックス証券のメリット・デメリットについて解説
クレジットカードで積立するとポイントが還元されます。
なお、マネックス証券のポイント還元率は1.1%とトップクラスの還元率を誇ります。
三井住友カードや楽天カード、au PAY カードを持っていない方は、マネックスカードを作成してマネックス証券を利用すると良いでしょう。
②投資信託を積立購入する
証券口座を開設したら投資信託を積立購入します。
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
iFreeNEXT FANG+インデックスに関するQ&A
為替ヘッジは行われる?
為替ヘッジは、外国通貨の価値変動から生じるリスクを軽減することです。
投資信託が外国の債券や株式に投資する場合、その国の通貨の価値変動が影響を与える可能性があります。
為替ヘッジを行うことで、通貨の変動からくる損失を軽減できます。
iFreeNEXT FANG+インデックスは為替ヘッジを行いません。
分配金は配られる?
iFreeNEXT FANG+インデックスは基本的に分配金(投資信託の配当金)を配らず、分配金は自動で再投資されます。
原則として、信託財産の成長に資することを目的に、配当等収益の中から基準価額の水準等を
引用:大和アセットマネジメント
勘案して分配金額を決定します。
分配金が再投資されたら指数と乖離する?
iFreeNEXT FANG+インデックスが目標としている指数はNYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)です。
米国上場企業の株式に投資し、NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)の動きに連動した投資成果をめざします。
引用:大和アセットマネジメント
そのため、分配金が再投資されても指数と乖離することはありません。
リバランスの頻度は?
NYSE FANG+指数では定期的に構成比率がリバランスされ、リバランスは年4回(3月、6月、9月、12月)行われます。
iFreeNEXT FANG+インデックスはACWIに連動することを目標としているため、ほぼ同時期に同じようなリバランスが行われます。
複利は働く?
iFreeNEXT FANG+インデックスに長期間投資すると複利が働きます。
投資信託の利益は主に以下の2つがあり、iFreeNEXT FANG+インデックスでは分配金が投資家に還元されず再投資されます。
- 価格変動による利益:投資信託の価格が上昇することによって得られる利益。価格が上昇すると投資家が保有する投資信託の価値も上昇し、この上昇分が利益となります。
- 分配金による利益:投資信託が保有する資産から得たれた配当や利子の一部を投資家に還元することで得られる利益。
分配金が再投資されるとiFreeNEXT FANG+インデックスの価格(基準価額)は上昇して大きな額を投資でき、それによって分配金が大きくなり、分配金が再び再投資されます。
一般的に、株式から得られた利息の再投資を繰り返すことで複利が働きますが、iFreeNEXT FANG+インデックスも同様です。
通貨分散してる?
以下の表はiFreeNEXT FANG+インデックスの組入通貨を表したものです。
100%米ドルで構成されており、他の国の通貨は全く組み入れられていません。
iFreeNEXT FANG+インデックスの価格は米ドルの影響を強く受け、円安だと高くなり円高だと低くなります。
課税される?
iFreeNEXT FANG+インデックスでは株式に投資をしており、株式から得た配当金に対して現地で源泉徴収されます。
例えば、米国では10%課税されます。
iFreeNEXT FANG+インデックスは分配金を配らないので、源泉徴収された配当金は分配金として再投資されます。
NISA口座であっても投資信託の投資先から得た配当金には課税されるので、注意が必要です。
ただ、この課税は現地で源泉徴収という形で行われるため、個人が特別な手続きを行う必要はありません。
まとめ
今回はiFreeNEXT FANG+インデックスについて解説しました。
- iFreeNEXT FANG+インデックスとは?
- iFreeNEXT FANG+インデックスの基本情報
- 投資信託の買い方
- iFreeNEXT FANG+インデックスに関するQ&A