ナスダック100に投資する場合のシミュレーションについて解説

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ナスダック100に投資する場合のシミュレーションが知りたい

このような悩みに答えます。

本記事の内容
  • ナスダック100の利回り
  • ナスダック100の各期間ごとの利回り
  • 過去に投資した場合のシミュレーション①
  • 過去に投資した場合のシミュレーション②
  • 今後に投資する場合のシミュレーション①
  • 今後に投資する場合のシミュレーション②
  • 投資信託の買い方
  • ナスダック100に関するQ&A

テクノロジー企業を中心に構成されるナスダック100は、その革新的な技術力や急成長のポテンシャルから、投資家にとって非常に魅力的な投資先となっています。

しかし、その急成長にはリスクも伴い、これらの企業の株価は市場の変動や経済の変化に敏感です。

本記事では、過去のパフォーマンスや市場の動向をもとに、将来のリターンをシミュレーションします。

なお、ナスダック100に投資するには証券口座の開設が必要です。

まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。

目次

ナスダック100の利回り

ナスダック100の利回りは以下のとおり。

【ナスダック100の利回り】

  • 過去1年:54.8%
  • 過去3年:23.8%
  • 過去5年:27%
  • 過去10年:21.8%
  • 過去15年:22.8%
  • 過去20年:15.5%
  • 過去30年:15.1%

参考:myINDEX

1994年から2023年までの各年の利回り

myINDEXのデータをもとに筆者作成
  • 1994年:-54.7%
  • 1995年:48.0%
  • 1996年:59.7%
  • 1997年:36.0%
  • 1998年:61.0%
  • 1999年:81.8%
  • 2000年:-29.3%
  • 2001年:-22.5%
  • 2002年:-43.7%
  • 2003年:34.8%
  • 2004年:5.3%
  • 2005年:16.9%
  • 2006年:7.8%
  • 2007年:11.1%
  • 2008年:-52.9%
  • 2009年:58.3%
  • 2010年:4.0%
  • 2011年:-2.7%
  • 2012年:31.7%
  • 2013年:63.9%
  • 2014年:35.1%
  • 2015年:8.1%
  • 2016年:3.0%
  • 2017年:26.7%
  • 2018年:6.7%
  • 2019年:39.0%
  • 2020年:40.9%
  • 2021年:40.3%
  • 2022年:-23.3%
  • 2023年:65.7%

平均利回りは15〜20%と言えるでしょう。

サイト管理人

なお、マイナスである年も複数存在し、元本割れする可能性はあります。

ナスダック100の各期間ごとの利回り

ナスダック100の利回りを各期間(10年、20年、30年)ごとに算出しました。

  • 投資割合はナスダック100に100%
  • myINDEXのデータ(1986〜2023年まで)をもとに複利効果を含めた平均利回りを筆者が算出
  • 2024年3月時点のデータを使用

その結果が以下の表・グラフになります。

平均利回り(10年)

期間平均利回り(複利込み)
1986〜1995年1.16%
1987〜1996年7.78%
1988〜1997年13.10%
1989〜1998年16.73%
1990〜1999年19.40%
1991〜2000年17.27%
1992〜2001年9.60%
1993〜2002年2.66%
1994〜2003年5.89%
1995〜2004年15.21%
1996〜2005年12.52%
1997〜2006年8.19%
1998〜2007年6.02%
1999〜2008年-6.29%
2000〜2009年-7.53%
2001〜2010年-3.89%
2002〜2011年-1.68%
2003〜2012年7.04%
2004〜2013年9.15%
2005〜2014年11.91%
2006〜2015年11.04%
2007〜2016年10.53%
2008〜2017年11.99%
2009〜2018年19.92%
2010〜2019年18.37%
2011〜2020年22.02%
2012〜2021年26.56%
2013〜2022年19.90%
2014〜2023年20.03%

1986〜2023年における10年ごとの平均利回りは、10.50%です。

全体的に変動が大きく、特にリーマンショックが発生した2008年前後には大幅なマイナスを記録しています。

しかし、直近の10年間においては、平均利回りが高水準で推移しています。

平均利回り(20年)

期間平均利回り(複利込み)
1986〜2005年6.69%
1987〜2006年7.98%
1988〜2007年9.50%
1989〜2008年4.62%
1990〜2009年5.07%
1991〜2010年6.16%
1992〜2011年3.84%
1993〜2012年4.83%
1994〜2013年7.51%
1995〜2014年13.55%
1996〜2015年11.78%
1997〜2016年9.35%
1998〜2017年8.97%
1999〜2018年6.03%
2000〜2019年4.62%
2001〜2020年8.29%
2002〜2021年11.55%
2003〜2022年13.29%
2004〜2023年14.47%

1986〜2023年における20年ごとの平均利回りは、8.32%です。

10年ごとの平均利回りと比較すると変動は小さく、平均利回りがマイナスになる期間は一度もありません。

平均利回り(30年)

期間平均利回り(複利込み)
1986〜2015年8.12%
1987〜2016年8.82%
1988〜2017年10.33%
1989〜2018年9.49%
1990〜2019年10.39%
1991〜2020年11.21%
1992〜2021年10.92%
1993〜2022年9.63%
1994〜2023年11.53%

1986〜2023年における30年ごとの平均利回りは、10.05%です。

平均利回りは8〜12%の範囲内で推移しており、安定したパフォーマンスを示しています。

また、20年ごとの平均利回りと同様に、平均利回りがマイナスになる期間は一度もありません。

過去に投資した場合のシミュレーション①

国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400Fは、全国の『オカネコ』ユーザーの男女1,594人を対象に「オカネコ 新NISAの利用意向調査」を実施しました。

調査の結果、新NISAを利用している方の平均積立額は60,908万円であることが分かりました。

オカネコマガジン

以下の条件に基づき、過去にナスダック100に投資した場合の資産額をシミュレーションします。

【シミュレーションの条件】

  • 毎月一定額を積み立てる積立投資を想定
  • 使用するツールは金融庁「つみたてシミュレーター
  • 毎月の積立額は6万円
  • 投資割合はナスダック100(100%)
  • myINDEXのデータ(1986〜2023年まで)をもとに、複利効果を含めた平均利回りを筆者が算出
  • 2024年3月時点のデータを使用

積立期間が10年の場合

期間平均利回り(複利込み)資産額(万円)
1986〜1995年1.16%763
1987〜1996年7.78%1,084
1988〜1997年13.10%1,473
1989〜1998年16.73%1,836
1990〜1999年19.40%2,172
1991〜2000年17.27%1,899
1992〜2001年9.60%1,201
1993〜2002年2.66%824
1994〜2003年5.89%977
1995〜2004年15.21%1,673
1996〜2005年12.52%1,423
1997〜2006年8.19%1,109
1998〜2007年6.02%984
1999〜2008年-6.29%533
2000〜2009年-7.53%504
2001〜2010年-3.89%595
2002〜2011年-1.68%662
2003〜2012年7.04%1,041
2004〜2013年9.15%1,171
2005〜2014年11.91%1,373
2006〜2015年11.04%1,305
2007〜2016年10.53%1,267
2008〜2017年11.99%1,379
2009〜2018年19.92%2,245
2010〜2019年18.37%2,035
2011〜2020年22.02%2,571
2012〜2021年26.56%3,479
2013〜2022年19.90%2,241
2014〜2023年20.03%2,261

積立期間が20年の場合

期間平均利回り(複利込み)資産額(万円)
1986〜2005年6.69%3,011
1987〜2006年7.98%3,525
1988〜2007年9.50%4,272
1989〜2008年4.62%2,361
1990〜2009年5.07%2,485
1991〜2010年6.16%2,825
1992〜2011年3.84%2,162
1993〜2012年4.83%2,418
1994〜2013年7.51%3,326
1995〜2014年13.55%7,334
1996〜2015年11.78%5,763
1997〜2016年9.35%4,190
1998〜2017年8.97%3,992
1999〜2018年6.03%2,782
2000〜2019年4.62%2,361
2001〜2020年8.29%3,664
2002〜2021年11.55%5,588
2003〜2022年13.29%7,076
2004〜2023年14.47%8,337

積立期間が30年の場合

期間平均利回り(複利込み)資産額(万円)
1986〜2015年8.12%9,163
1987〜2016年8.82%10,581
1988〜2017年10.33%14,556
1989〜2018年9.49%12,173
1990〜2019年10.39%14,745
1991〜2020年11.21%17,617
1992〜2021年10.92%16,537
1993〜2022年9.63%12,538
1994〜2023年11.53%18,899

過去に投資した場合のシミュレーション②

先ほどのシミュレーションでは、投資割合をナスダック100(100%)としました。

ただ、リスクの高いナスダック100に100%投資するのは現実的ではないでしょう。

そのため、ACWI(80%)+ナスダック100(20%)の場合のシミュレーションも行い、その結果が以下の表・グラフになります。

ACWI:代表的な全世界株価指数の1つ

積立期間が10年の場合

積立期間平均利回り(複利込み)資産額(万円)
1988〜1997年12.80%1,447
1989〜1998年11.97%1,378
1990〜1999年11.17%1,315
1991〜2000年12.64%1,433
1992〜2001年9.93%1,224
1993〜2002年6.21%995
1994〜2003年7.58%1,072
1995〜2004年10.46%1,262
1996〜2005年10.21%1,244
1997〜2006年9.02%1,162
1998〜2007年6.78%1,026
1999〜2008年-2.51%636
2000〜2009年-1.38%673
2001〜2010年-0.49%703
2002〜2011年-0.81%692
2003〜2012年5.70%967
2004〜2013年7.90%1,092
2005〜2014年9.18%1,173
2006〜2015年6.67%1,020
2007〜2016年5.29%946
2008〜2017年6.69%1,021
2009〜2018年13.67%1,524
2010〜2019年12.62%1,432
2011〜2020年14.44%1,596
2012〜2021年19.04%2,123
2013〜2022年14.66%1,618
2014〜2023年13.71%1,528

積立期間が20年の場合

積立期間平均利回り(複利込み)資産額(万円)
1988〜2007年9.75%4,411
1989〜2008年4.48%2,323
1990〜2009年4.71%2,385
1991〜2010年5.87%2,730
1992〜2011年4.43%2,310
1993〜2012年5.96%2,759
1994〜2013年7.74%3,422
1995〜2014年9.82%4,451
1996〜2015年8.43%3,729
1997〜2016年7.14%3,179
1998〜2017年6.73%3,025
1999〜2018年5.27%2,545
2000〜2019年5.39%2,580
2001〜2020年6.71%3,018
2002〜2021年8.67%3,843
2003〜2022年10.09%4,610
2004〜2023年10.77%5,039

積立期間が30年の場合

積立期間平均利回り(複利込み)資産額(万円)
1988〜2017年8.72%10,364
1989〜2018年7.46%8,020
1990〜2019年7.28%7,737
1991〜2020年8.65%10,215
1992〜2021年9.09%11,193
1993〜2022年8.78%10,494
1994〜2023年9.70%12,725

今後に投資する場合のシミュレーション①

平均利回りはナスダック100(100%)の際のデータを利用しています

積立期間が10年の場合

1986〜2023年における10年ごとの平均利回りは、10.50%です。

この利回りをもとにシミュレーションした結果は以下のようになります。(毎月の積立額は6万円)

投資期間投資額(万円)資産額(万円)
1年7276
5年360471
10年7201,265

積立期間が20年の場合

1986〜2023年における20年ごとの平均利回りは、8.32%です。

この利回りをもとにシミュレーションした結果は以下のようになります。(毎月の積立額は6万円)

投資期間投資額(万円)資産額(万円)
1年7275
5年360445
10年7201,117
15年1,0802,136
20年1,4403,678

積立期間が30年の場合

1986〜2023年における30年ごとの平均利回りは、10.05%です。

この利回りをもとにシミュレーションした結果は以下のようになります。(毎月の積立額は6万円)

投資期間投資額(万円)資産額(万円)
1年7275
5年360465
10年7201,233
15年1,0802,498
20年1,4404,586
25年1,8008,029
30年2,16013,708

今後に投資する場合のシミュレーション②

平均利回りはACWI(80%)+ナスダック100(20%)の際のデータを利用しています

積立期間が10年の場合

1988〜2023年における10年ごとの平均利回りは、8.64%です。

この利回りをもとにシミュレーションした結果は以下のようになります。(毎月の積立額は6万円)

投資期間投資額(万円)資産額(万円)
1年7275
5年360448
10年7201,138

積立期間が20年の場合

1988〜2023年における20年ごとの平均利回りは、7.17%です。

この利回りをもとにシミュレーションした結果は以下のようになります。(毎月の積立額は6万円)

投資期間投資額(万円)資産額(万円)
1年7274
5年360431
10年7201,048
15年1,0801,930
20年1,4403,191

積立期間が30年の場合

1988〜2023年における30年ごとの平均利回りは、8.53%です。

この利回りをもとにシミュレーションした結果は以下のようになります。(毎月の積立額は6万円)

投資期間投資額(万円)資産額(万円)
1年7275
5年360447
10年7201,131
15年1,0802,177
20年1,4403,776
25年1,8006,223
30年2,1609,966

投資信託の買い方

投資信託の買い方は以下のとおり。

投資信託の買い方
  1. 証券口座を開設する
  2. 投資信託を積立購入する

①証券口座を開設する

投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。

多くのネット証券ではNISA口座での取引手数料が無料になったので、使用するクレジットカードによって証券口座を選ぶと良いでしょう。

NISA口座(非課税口座)とは?

証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。

課税口座で投資を行い利益を得たら20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資を行えば税金がかかりません。

サイト管理人

クレジットカードで積立するとポイントが還元されます。

なお、マネックス証券のポイント還元率は1.1%とトップクラスの還元率を誇ります。

三井住友カードや楽天カード、au PAY カードを持っていない方は、マネックスカードを作成してマネックス証券を利用すると良いでしょう。

②投資信託を積立購入する

証券口座を開設したら投資信託を積立購入します。

つみたて投資枠、成長投資枠とは?

新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。

つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。

そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。

なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。

ナスダック100に関するQ&A

ナスダック100はおすすめしない?

ナスダック100はおすすめしないと言われる理由は以下の3つ。

  • 銘柄数が少なくリスクが高い
  • 投資信託の手数料が高い
  • レバナスの場合は特にリスクが高い

ハイリスク・ハイリターンなナスダック100ですが、他の投資信託と組み合わせるのであればおすすめです。

詳しくは「ナスダック100はおすすめしないと言われる理由は?」をご覧ください。

ナスダック100におすすめの組み合わせは?

ナスダック100(10〜30%)とオルカン(70〜90%)の組み合わせがおすすめです。

オルカンは三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」という投資信託です。

全世界株価指数「ACWI」に連動するインデックスファンドで、先進国(23ヵ国)・新興国(24ヵ国)の株式約3,000銘柄で構成されています。

三菱UFJアセットマネジメント

人気・知名度が高く、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year」では5回連続(2019年〜2023年)で第1位に輝いています。

そんなオルカンは、強い国には多く投資して弱い国には少なく投資する「時価総額加重平均」を用いています。

現在は米国が全体の62.3%を占め、日本は5.5%、英国は3.7%となっていますが、新興国がさらに成長すれば比率は大きく変わります。

詳しくは「ナスダック100は新NISAにおすすめ?組み合わせはどうすべき?」をご覧ください。

ナスダック100に長期投資するのはあり?

長期投資には銘柄数が多くて幅広い国や業種に分散されている株価指数が向いています。

ですが、ナスダック100は銘柄数や構成国、業種に大きな偏りがあります。

そのため、ナスダック100に長期投資するのであれば、コア・サテライト運用がおすすめです。

コア・サテライト運用:大部分を低リスクな金融商品、一部分をハイリスクな金融商品を保有することで安定した収益を目指す投資手法

全世界株式などの分散が効いている金融商品をメインに投資し、ハイリスクな金融商品をサブとして組み入れることで全体のバランスを保てます。

詳しくは「ナスダック100に長期投資するのはあり?メリットやおすすめの運用方法について解説」をご覧ください。

まとめ

今回はナスダック100に投資する場合のシミュレーションについて解説しました。

本記事の内容
  • ナスダック100の利回り
  • ナスダック100の各期間ごとの利回り
  • 過去に投資した場合のシミュレーション①
  • 過去に投資した場合のシミュレーション②
  • 今後に投資する場合のシミュレーション①
  • 今後に投資する場合のシミュレーション②
  • 投資信託の買い方
  • ナスダック100に関するQ&A

シミュレーションの結果からもわかるように、ナスダック100の変動は非常に大きいです。

そのため、ナスダック100に投資する際は、長期間の視野を持つことが重要です。

また、安定した収益を目指すためには、コア・サテライト運用を意識すると良いでしょう。

具体的には、大部分を低リスクな金融商品で保有し、一部分をハイリスクな金融商品に投資することで、リスクを分散させる戦略です。

この方法により、変動の大きいナスダック100でも、安定した運用が可能となります。

なお、ナスダック100に投資するには証券口座の開設が必要です。

まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。

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