・ナスダック100は新NISAにおすすめ?
・組み合わせはどうすべき?
このような悩みに答えます。
- ナスダック100とは?
- ナスダック100の組入銘柄
- ナスダック100の利回り
- ナスダック100は新NISAにおすすめ?
- ナスダック100におすすめの組み合わせ
- ナスダック100とオルカン両方持ったら?
- ナスダック100に連動するおすすめの投資信託
- 投資信託の買い方
- ナスダック100に関するQ&A
「ナスダック100は新NISAにおすすめなの?」と悩んでいませんか?
結論から言うと、オルカンなどをメインにして全体の10〜20%ほどナスダック100を保有するコア・サテライト運用であればおすすめです。
ナスダック100は銘柄数が100ほどと分散性が低く、業種もハイテク・ITに偏っており、ハイリスクと言えます。
オルカンは銘柄数が約3,000と多く分散性も高いため、このような投資信託と組み合わせることでリスクを抑えられます。
本記事ではナスダック100は新NISAにおすすめなのかについて解説します。
なお、投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
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>> SBI証券のメリット・デメリットについて解説 - 楽天カード利用者:楽天証券
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ナスダック100とは?
ナスダック100は、ナスダック(NASDAQ)に上場している企業のうち、金融業を除く上位100社から構成された株価指数です。
ナスダック全体とは異なり、ハイテク・IT関連の大手企業が多く含まれています。
そのため、ナスダック100は米国のテクノロジー・IT企業を中心とした株価指数とも言えます。
アップルやマイクロソフトなどの大手企業だけでなく振興の中小企業も含まれており、利回りは米国を代表する株価指数のS&P500よりも高いです。
また、時価総額加重平均型を用いており、時価総額が大きいほど組み入れ比率が大きくなります。
ナスダック100の組入銘柄
ナスダック100の組入上位10銘柄は以下のとおり。
銘柄 | 比率 |
マイクロソフト | 8.8% |
アップル | 7.4% |
エヌビディア | 6.3% |
アマゾン | 5.2% |
メタ・プラットフォームズ | 4.8% |
ブロードコム | 4.4% |
アルファベット A | 2.5% |
アルファベット C | 2.4% |
テスラ | 2.4% |
コストコ | 2.4% |
米国の有名企業が名を連ね、GAFAMだけで約30%を占めます。
ナスダック100の利回り
ナスダック100の利回りは以下のとおり。
2014年 | 39.2% |
2015年 | 9.7% |
2016年 | 2.2% |
2017年 | 28.0% |
2018年 | -3.4% |
2019年 | 38.7% |
2020年 | 39.2% |
2021年 | 43.4% |
2022年 | -22.9% |
2023年 | 56.2% |
平均 | 23.03% |
S&P500の過去10年の利回りが16.8%、過去30年の利回りが11.2%なので、それに比べると非常に高いです。
その代わり、銘柄数が少なく分散性が低いため、ハイリスク・ハイリターンとも言えます。
ナスダック100は新NISAにおすすめ?
オルカンなどをメインにして全体の10〜20%ほどナスダック100を保有するコア・サテライト運用であればおすすめです。
ナスダック100は、100銘柄で構成されていますが、その多くがハイテクやIT企業です。
投資先が特定の業界に集中しており、分散性が十分に確保されていないため、リスクが高くなります。
これに対して、オルカンは、世界中の株式約3,000銘柄から構成され、非常に高い分散性を誇ります。
広範囲にわたる銘柄の組み合わせにより、特定の業種や地域に依存することなく、リスクを分散させることが可能。
このように、ナスダック100のような集中投資とオルカンのような広範な分散投資を組み合わせることで、のリスクを抑えながらリターンの最大化を図ることができます。
ナスダック100におすすめの組み合わせ
ナスダック100(10〜30%)とオルカン(70〜90%)の組み合わせがおすすめです。
オルカンは三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」という投資信託です。
全世界株価指数「ACWI」に連動するインデックスファンドで、先進国(23ヵ国)・新興国(24ヵ国)の株式約3,000銘柄で構成されています。
人気・知名度が高く、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year」では5回連続(2019年〜2023年)で第1位に輝いています。
そんなオルカンは、強い国には多く投資して弱い国には少なく投資する「時価総額加重平均」を用いています。
現在は米国が全体の62.3%を占め、日本は5.5%、英国は3.7%となっていますが、新興国がさらに成長すれば比率は大きく変わります。
ナスダック100とオルカン両方持ったら?
ナスダック100を20%、オルカンを80%持つと国・地域の比率は以下のようになります。
国・地域 | 比率 |
米国 | 69.84% |
日本 | 4.4% |
イギリス | 2.96% |
フランス | 2.32% |
カナダ | 2.32% |
その他 | 9.6% |
新興国 | 8.56% |
米国が7割近くなり、ナスダック100の割合によって米国の比率が変化します。
手数料はオルカンの0.08775%に加えてS&P500型投資信託の手数料がかかり、利回りはそれぞれの利回りを加重平均した値です。
オルカン | ナスダック100 | オルカン(20%)+ナスダック100(80%) | |
2014年 | 20% | 39.2% | 23.8% |
2015年 | -2.1% | 9.7% | 0.26% |
2016年 | 5.5% | 2.2% | 4.84% |
2017年 | 20% | 28.0% | 21.6% |
2018年 | -12.4% | -3.4% | -10.6% |
2019年 | 28.6% | 38.7% | 30.62% |
2020年 | 11.2% | 39.2% | 16.8% |
2021年 | 31.9% | 43.4% | 34.2% |
2022年 | -6.1% | -22.9% | -9.46% |
2023年 | 34.3% | 56.2% | 38.68% |
平均 | 13.09% | 23.03% | 15.07% |
過去の利回りにおいては、オルカン単体よりも高くなっています。
ナスダック100に連動するおすすめの投資信託
ニッセイNASDAQ100インデックスファンドとiFreeNEXT NASDAQ100インデックスがおすすめです。
ニッセイNASDAQ100インデックスファンドは純資産額が大きくて手数料が安いことに加え、短いですが運用実績があります。
ただ、手数料が少し高くても運用歴が長くて安定している方が良いなら、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスを選ぶと良いでしょう。
投資信託の買い方
投資信託の買い方は以下のとおり。
- 証券口座を開設する
- 投資信託を積立購入する
①証券口座を開設する
投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
多くのネット証券ではNISA口座での取引手数料が無料になったので、使用するクレジットカードによって証券口座を選ぶと良いでしょう。
NISA口座(非課税口座)とは?
証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。
課税口座で投資を行い利益を得たら20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資を行えば税金がかかりません。
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>> auカブコム証券のメリット・デメリットについて - dカードまたは上記3つ以外のカード利用者:マネックス証券
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クレジットカードで積立するとポイントが還元されます。
なお、マネックス証券のポイント還元率は1.1%とトップクラスの還元率を誇ります。
三井住友カードや楽天カード、au PAY カードを持っていない方は、マネックスカードを作成してマネックス証券を利用すると良いでしょう。
②投資信託を積立購入する
証券口座を開設したら投資信託を積立購入します。
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
ナスダック100に関するQ&A
ナスダック100はおすすめしない?
ナスダック100はおすすめしないと言われる理由は以下の3つ。
- 銘柄数が少なくリスクが高い
- 投資信託の手数料が高い
- レバナスの場合は特にリスクが高い
ハイリスク・ハイリターンなナスダック100ですが、他の投資信託と組み合わせるのであればおすすめです。
詳しくは「ナスダック100はおすすめしないと言われる理由は?」をご覧ください。
ナスダック100とS&P500どっち?
結論から言うと、S&P500がおすすめです。
また、どちらも全て米国株で構成されていることから、両方持つ必要はありません。
詳しくは「【徹底比較】S&P500とナスダック100どっちを持つべき?両方はあり?」をご覧ください。
新NISAとは?
NISAとは少額投資非課税制度のことで、株や投資信託を売却して利益が出た際に課税されない制度です。
投資を行うには証券口座を利用する必要があり、証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)と非課税口座(NISA口座)があります。
課税口座で投資を行い利益を得たら20%の税金がかかりますが、非課税口座で投資を行えば税金がかかりません。
また、新NISAでは投資枠の拡張や非課税期間の無期限化などがなされ、より柔軟な投資を行えるようになりました。
新NISAの詳細については「新NISAとは何かについて分かりやすく解説」をご覧ください。
投資信託とETFどっち?
結論から言うと、分配金を得たい方はETF、長期的に資産を増やしたい方は投資信託がおすすめです。
投資信託だと分配金が自動で再投資されますが、ETFは分配金が再投資されず、投資家に還元されます。
この際、分配金を手動で再投資に使ってしまうと、その分だけ非課税枠は減ってしまいます。
つまり、投資信託であれば新NISAの投資枠1,800万円すべてを購入に利用できますが、ETFの場合だと分配金の分だけ非課税枠が減ってしまうのです。
そのため、ETFで得た分配金を再投資するのでなければETFが適していますが、長期的に資産を増やしたいのであれば投資信託が適しています。
まとめ
今回はナスダック100は新NISAにおすすめなのかについて解説しました。
- ナスダック100とは?
- ナスダック100の組入銘柄
- ナスダック100の利回り
- ナスダック100は新NISAにおすすめ?
- ナスダック100におすすめの組み合わせ
- ナスダック100とオルカン両方持ったら?
- ナスダック100に連動するおすすめの投資信託
- 投資信託の買い方
- ナスダック100に関するQ&A
ナスダック100に投資するのであればオルカンなどをメインにして全体の10〜20%ほどナスダック100を保有するコア・サテライト運用を行うと良いでしょう。
オルカンは銘柄数が約3,000と多く分散性も高いため、このような投資信託と組み合わせることでリスクを抑えられます。
なお、投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
【おすすめのネット証券】
- 三井住友カード利用者:SBI証券
>> SBI証券のメリット・デメリットについて解説 - 楽天カード利用者:楽天証券
>> 楽天証券のメリット・デメリットについて解説 - au PAY カード利用者:auカブコム証券
>> auカブコム証券のメリット・デメリットについて - dカードまたは上記3つ以外のカード利用者:マネックス証券
>> マネックス証券のメリット・デメリットについて解説