新NISAにおすすめのインド株型投資信託は?
このような悩みに答えます。
- インドの代表的な株価指数
- インド株に投資できる投資信託
- インド株に投資できる投資信託の比較
- 新NISAにおすすめのインド株型投資信託
- インド株に投資するメリット
- 投資信託の買い方
- インド株に投資するリスク
新NISAの導入により、これまで以上に多様な投資先を選べるようになり、その中でも人気なのがインドです。
インドは、世界一の人口を擁し、若年層が豊富で活力に満ちた労働力を提供している国です。
急速な都市化と共に、インフラの発展やデジタル技術の革新が進み、経済成長の勢いはとどまるところを知りません。
インド市場は、膨大な消費者層と急増する中間層によって、国内需要の大幅な増加が期待されています。
また、政府の経済改革や投資誘致政策により、インドは今後グローバル経済の中でますます重要な役割を果たすと見込まれています。
本記事では、新NISAにおすすめのインド株に投資できる投資信託について解説します。
投資信託の比較や、誰にどの投資信託が向いてるかについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
【おすすめのネット証券】
- 三井住友カード利用者:SBI証券
>> SBI証券のメリット・デメリットについて解説 - 楽天カード利用者:楽天証券
>> 楽天証券のメリット・デメリットについて解説 - au PAY カード利用者:auカブコム証券
>> auカブコム証券のメリット・デメリットについて解説 - dカードまたは上記3つ以外のカード利用者:マネックス証券
>> マネックス証券のメリット・デメリットについて解説
インドの代表的な株価指数
インドの代表的な株価指数は以下の2つ。
- SENSEX
- Nifty50
①SENSEX
名称 | SENSEX |
指数基準日 | 1995年11月3日 |
構成銘柄数 | 30 |
構成銘柄 | ボンベイ証券取引所(BSE)に上場する上位30銘柄 |
指数の計算方法 | 浮動株調整後時価総額加重平均 |
リバランス頻度 | 半年に一度(3月・9月) |
SENSEXは、インドのボンベイ証券取引所に上場している大手30社から構成される代表的な株価指数です。
この取引所には数千の企業が上場しており、その中でもインドの経済を代表する企業が選出され、経済の動向を反映する指標として機能しています。
SENSEXは、時価総額加重平均方式を採用しており、企業の時価総額が大きいほど指数への影響力も大きくなります。
これにより、インド市場全体のパフォーマンスをより正確に反映することが可能です。
また、SENSEXの銘柄は四半期ごとに検討され、必要に応じて入れ替えが行われるため、常に最新の経済状況に対応してます。
業種別の比率においては、金融が最も大きな割合を占めており、その他にはエネルギー、IT、消費財などが含まれます。
SENSEXの過去の利回り
- 過去1年:21%
- 過去3年:13.3%
- 過去5年:14.7%
- 過去10年:12.5%
- 過去15年:14.6%
- 過去20年:13.3%
- 過去30年:9.7%
参考:myINDEX
②Nifty50
名称 | Nifty50 |
指数基準日 | 1979年4月3日 |
構成銘柄数 | 50 |
構成銘柄 | インド国立証券取引所(NSE)に上場する上位30銘柄 |
指数の計算方法 | 浮動株調整後時価総額加重平均 |
リバランス頻度 | 半年に一度(6月・12月) |
Nifty50は、インド国立証券取引所(NSE)に上場している大手50社の株式で構成される代表的な株価指数です。
この指数は、インドの経済を象徴する主要な企業のパフォーマンスを反映しており、企業の時価総額に基づいて加重される時価総額加重平均を採用しています。
これにより、時価総額が大きい企業ほど指数への影響が大きくなります。
Niftyは、SENSEXと並びインド市場を代表する指数として広く認識されており、特に金融が大きな割合を占めている点が特徴的です。
金融業以外にも、情報技術、消費財、エネルギーなど様々な業種の企業が含まれており、インド経済全体の成長と連動した動きを示します。
Niftyの構成企業は、経済の多様性を反映するように定期的に見直され、インド市場の現状と将来の成長期待を測る重要な指標となっています。
Nifty50の過去の利回り
- 過去1年:9.4%
- 過去3年:14.4%
- 過去5年:11.9%
- 過去10年:13%
- 過去15年:13.3%
- 過去20年:13.2%
参考:myINDEX
インド株に投資できる投資信託
インド株に投資できる主な投資信託は以下の4つ。
- eMAXIS インド株インデックス
- SBI・iシェアーズ・インド株式インデックスファンド
- iFreeNEXTインド株インデックス
- iTrustインド株式
インデックスとアクティブの違いは?
インデックス(インデックスファンド)は、日経平均株価やS&P500などの代表的な株価指数に連動する投資信託です。
例えば、S&P500は米国の大企業500社を集めた指数なので、S&P500に連動する投資信託に投資することで米国の大企業500社に投資するのと同じ効果が得られます。
アクティブ(アクティブファンド)は、銘柄の選定・調整を行い株価指数を上回る成果を出すことを目的とした投資信託です。
例を挙げると、GAFAMだけに投資するなどですね。
成果はアクティブの方が高いですが、8割のアクティブはインデックスに勝てません。
①eMAXIS インド株インデックス
名称 | eMAXIS インド株インデックス |
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
分類 | インデックス |
目標とする指数 | Nifty50 |
純資産額 | 234億円 |
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
信託報酬(手数料) | 0.44% |
成長投資枠対象 | ◯ |
つみたて投資枠対象 | × |
販売会社 | マネックス証券、楽天証券のみ |
eMAXIS インド株インデックスは、三菱UFJアセットマネジメントが提供する投資信託です。
目標とする指数は、インドを代表する株価指数であるNifty50で、これに連動する運用を目指しています。
信託報酬は0.44%で、購入可能な証券会社は限定されており、マネックス証券と楽天証券のみで取引可能です。
②SBI・iシェアーズ・インド株式インデックスファンド
名称 | SBI・iシェアーズ・インド株式インデックスファンド |
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
分類 | インデックス |
目標とする指数 | SENSEX |
純資産額 | 657億円 |
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
信託報酬(手数料) | 0.3138% |
成長投資枠対象 | ◯ |
つみたて投資枠対象 | × |
販売会社 | SBI証券のみ |
SBI・iシェアーズ・インド株式インデックスファンドは、SBIアセットマネジメントが運用する投資信託です。
愛称は「サクッとインド株式」です。
目標とする指数は、インドを代表する株価指数であるSENSEXで、これに連動する運用を目指しています。
信託報酬は他の同様のインデックスファンドと比較して大きな差はなく、コスト面でも比較的抑えられています。
ただ、購入はSBI証券のみで可能となっているため、他の証券会社を利用している投資家にとっては注意が必要です。
③iFreeNEXTインド株インデックス
名称 | iFreeNEXTインド株インデックス |
運用会社 | 大和アセットマネジメント |
分類 | インデックス |
目標とする指数 | Nifty50 |
純資産額 | 1,442億円 |
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
信託報酬(手数料) | 0.473% |
成長投資枠対象 | ◯ |
つみたて投資枠対象 | × |
販売会社 | 主要ネット証券 |
iFreeNEXTインド株インデックスは、大和アセットマネジメントが運用する投資信託です。
目標とする指数は、インドを代表する株価指数であるNifty50で、これに連動する運用を目指しています。
インド株型投資信託の中で最も純資産額が大きく、主要ネット証券会社で購入可能です。
純資産額とは?
純資産総額は組み入れられている株式や債券など資産の時価総額のことで、投資信託の規模を表します。
純資産総額が多いほど多くの人から投資されていることを意味します。
なお、2023年3月に運用を開始したばかりであるため、現時点では長期的な運用実績が出ていません
④iTrustインド株式
名称 | iTrustインド株式 |
運用会社 | ピクテ・ジャパン |
分類 | アクティブ |
投資対象 | 中長期的成長を見込む25〜35社 |
純資産額 | 538億円 |
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
信託報酬(手数料) | 最大0.9828% |
成長投資枠対象 | ◯ |
つみたて投資枠対象 | ◯ |
販売会社 | 主要ネット証券 |
iTrustインド株式は、ピクテ・ジャパン株式会社が運用する投資信託です。
この投資信託は、インド市場の成長に注目し、選りすぐりの銘柄に積極的に投資することで高いリターンを目指しています。
新NISAの成長投資枠とつみたて投資枠の両方の対象となっており、幅広い投資家に利用可能です。
しかし、信託報酬は他のインデックスファンドと比較してかなり高く、コスト面での負担が大きい点は留意すべきポイントです。
また、アクティブファンドであるため、市場全体の動きに連動するインデックスファンドとは異なり、運用成果が運用会社の判断に大きく依存します。
これは、ハイリスク・ハイリターンの性質を持つため、短期的な市場の変動が運用成績に大きな影響を与える可能性があります。
インド市場に対して積極的な投資姿勢を持つ一方で、リスク許容度の高い投資家に向いた選択肢と言えるでしょう。
インド株に投資できる投資信託の比較
純資産額
純資産総額は組み入れられている株式や債券など資産の時価総額のことで、投資信託の規模を表します。
純資産総額が多いほど多くの人から投資されていることを意味します。
eMAXIS | 234億円 |
SBI・iシェアーズ | 657億円 |
iFreeNEXT | 1,442億円 |
iTrust | 538億円 |
純資産額は、iFreeNEXTインド株インデックスが最も大きいです。
手数料
購入時手数料 | 信託財産留保額 | 信託報酬 | |
eMAXIS | 無料 | 無料 | 0.44% |
SBI・iシェアーズ | 無料 | 無料 | 0,3138% |
iFreeNEXT | 無料 | 無料 | 0.473% |
iTrust | 無料 | 無料 | 最大0.9828% |
手数料は、SBI・iシェアーズ・インド株式インデックスファンドが最も低いです。
また、iTrustの信託報酬である0.9828%はあくまで目安であり、運用状況によって変動することがあります。
利回り
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
eMAXIS | – | – | – | – | – | – | 0.3% |
SBI・iシェアーズ | – | – | – | – | – | 2.8% | 7.5% |
iFreeNEXT | – | – | – | – | – | 30.9% | 8.5% |
iTrust | -6.8% | 11.5% | 7.8% | 32.3% | -0.6% | 29.9% | 16.8% |
利回りとは?
株価指数やインデックスファンドにおける利回りとは、ある期間における増減率を意味します。
通常、利回りとは銀行預金や配当金に対して使用し、年利3%の場合は1年間で投資元本の3%の運用益があったことを指します。
一方、株価指数やインデックスファンドの利回りは増減率のことであり、年利3%であれば1年間で3%増加、年利-3%であれば3%減少したという意味です。
インド株に投資できる投資信託は最近になって運用開始されたものが多く、利回りの記録がほとんどありません。
2023年と2024年だけで比較すると、iFreeNEXTインド株インデックスが最も目標とする指数に近い利回りを記録していました。
新NISAの対象
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
eMAXIS Slim | × | ◯ |
SBI・iシェアーズ | × | ◯ |
iFreeNEXT | × | ◯ |
iTrust | ◯ | ◯ |
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
全て成長投資枠の対象であり、iTrustインド株式はつみたて投資枠と成長投資枠の両方の対象です。
新NISAにおすすめのインド株型投資信託
iFreeNEXTがおすすめ
特にこだわりがなければ、iFreeNEXTインド株インデックスがおすすめです。
インド株に投資できる投資信託の中で純資産額が最大であり、純資産額が大きいことは、安定した運用が期待できる要素の一つです。
また、手数料は最安ではないものの、他のファンドと比べても標準的な水準を維持しており、コスト面での安心感もあります。
さらに、このファンドは運用開始からまだそれほど長期間が経っていないものの、利回りが最も指数に近いパフォーマンスを発揮しています。
投資信託選びにおいて、目標とする指数に忠実な運用は大きなメリットと言えるでしょう。
主要ネット証券で購入可能な点も、手軽に投資を始めたい人にとって大きな魅力です。
手数料を下げたいならeMAXISかSBI・iシェアーズ
eMAXIS インで株資インデックスはマネックス証券と楽天証券、SBI・iシェアーズ・インド株式インデックスファンドはSBI証券でしか購入できません。
また、どちらの投資信託にも利回りが目標とする指数と乖離する年が見られます。
したがって、より安定した選択肢としてはiFreeNEXTインド株式インデックスファンドが考えられます。
しかし、手数料はそこまで変わらないものの、eMAXISとSBI・iシェアーズの方が低いです。
少しでも手数料を抑えたい場合は、eMAXISまたはSBI・iシェアーズも一つの選択肢として検討する価値があるでしょう。
リスクを取りたいならiTrust
iTrustインド株式はアクティブファンドですが、そもそもインドの株式市場自体がハイリスクです。
一般的に、インデックスファンドの方がアクティブファンドよりも低リスクですが、インド市場においてはその限りではありません。
以下は20年以上に渡りアクティブファンドと目標とする株価指数のパフォーマンスを比較しているS&Pグローバルのデータです。
インドの場合、約60%のインデックスファンドがアクティブファンドの成績を上回っています。
一方、米国や日本では、約80%のインデックスファンドがアクティブファンドの成績を上回っています。
このように、インドの株式市場はハイリスクであるため、リスク許容度が高く、リターンを最大化したいと考えているなら、iTrustも選択肢として検討する価値があります。
インド株に投資するメリット
インド株に投資するメリットは以下の6つ。
- 人口世界一
- GDPが世界3位になる
- 株式市場が右肩上がり
- 為替差損を踏まえても高い成果
- 内需が大きい
- 人口ボーナス期が2055年まで続く
①人口世界一
2023年にインドの人口は世界一となり、人口の多さは経済の成長に直結する要素の一つです。
人口が増えれば、労働力が豊富になるだけでなく、消費市場も拡大し、国内の需要が増加します。
これにより、企業はより多くの製品やサービスを提供し、結果的に経済活動が活性化されます。
さらに、国連の推計によると、インドの人口は2063年にピークを迎え、16.97億人に達する見込みです。
この長期的な人口増加により、インドは今後も持続的な経済成長が期待される市場として注目されています。
②GDPが世界3位になる
GDP(国内総生産)は、国の経済活動の規模を示す重要な指標です。
現在、インドは世界で5番目の経済規模を誇りますが、今後数年でさらなる成長が予想されています。
2025年にはドイツを抜いて世界4位に、そして2027年には日本を超え、世界第3位の経済大国になる見込みです。
インドが世界第3位の経済大国になることは、インド株市場にも大きな影響を与え、投資機会がさらに広がることが期待されます。
③株式市場が右肩上がり
インドの株式市場は、急速な人口増加と高い経済成長率を背景に、着実に成長を続けています。
特に、インドを代表する株価指数であるSENSEXとNifty50は、これらの要因による市場の活況を反映しており、そのチャートはインド市場の力強い上昇トレンドを示しています。
インドを代表する株価指数であるSENSEXとNifty50のチャートは以下のとおりです。
また、インドの株価指数は日本、中国、米国と比較しても圧倒的な上昇率を記録しています。
この高い成長率は、膨大な消費者層の拡大、そして急増する中間層によって支えられています。
これらの要因が相まって、インドの株式市場は今後も引き続き上昇する可能性が高いでしょう。
インド株はリスクが高いですが、大きく成長しています。
④為替差損を踏まえても高い成果
以下のグラフは、2003年1月~2023年1月に100万円投資した場合のシミュレーションです。
(円ベースなので為替差損が加味されています。)
為替差損とは?
為替差損とは、外貨建ての資産を保有している場合に生じる損失のことです。
たとえば、日本円で運用される投資信託が米ドル建ての株式を保有している場合、円ドルの為替レートの変動によって、円換算価値が変動します。
円高の場合は株式の円換算価値は減少し、投資信託の評価額が減少するため、為替差損が生じます。
一方、円安の場合は株式の円換算価値が増加するため、為替差益が発生します。
このシミュレーションには為替差損も考慮されていますが、それにもかかわらずインド株は顕著な成長を見せていることがわかります。
この成長は、インド市場の強さと、投資環境の改善が反映されていることを示しています。
また、インド政府はインフレ抑制に向けた取り組みを強化しており、金利の引き上げや貿易赤字の改善などが進められています。
これらの政策は、ルピーの価値を安定させるための重要な手段となっており、経済の健全な成長を支える役割を果たしています。
金利の調整や貿易政策の見直しは、インフレ圧力を和らげ、ルピーの購買力を維持するために不可欠です。
これにより、インドの投資環境はより安定し、長期的な成長が期待されます。
⑤内需が大きい
インドは内需が非常に大きく、外需は全体の21.5%程度にとどまっています。
内需が大きい国では、国内での消費が活発であるため、世界経済の変動や外部の影響を比較的受けにくいという利点があります。
たとえば、2022年には多くの国々で株価指数が下落するという厳しい状況が見られましたが、インドの株価指数はこれとは対照的に上昇を続けました。
これは、インドの経済が外需に依存する度合いが低く、国内市場の強さによって支えられているためです。
インド国内には、膨大な消費者層と急増する中間層が存在しており、これが安定した経済成長を促進しています。
また、インド政府の経済政策も国内需要の強化を目指しており、これがインド経済の持続的な成長を支える一因となっています。
こうした要因により、インドは世界経済の波乱の中でも比較的安定した成長を遂げることができているのです。
⑥人口ボーナス期が2055年まで続く
経済成長と最も密接に関係しているのは人口であり、人口が多いとその分だけ雇用やモノの需要が増え、経済活動が活発に行われます。
インドの生産年齢人口(15~64歳までの労働力として経済活動に参加する人口)のピークは2044年に9.75億人に達する見込みです。
さらに、インドの人口ボーナス期(生産年齢人口が他の人口の2倍以上の規模になる時期)は2055年まで続くことが予想されています。
人口ボーナス期 | 株価上昇 | |
日本 | 1965〜2002年 | 8.5倍(1964年~2002年) |
中国 | 1995〜2030年 | 5.4倍(1994年~2022年9月) |
インド | 2020〜2055年 | 1.6倍(2019年~2022年9月) |
この大規模な生産年齢人口の増加は、インド経済にとって極めて重要な要素で、豊富な労働力は幅広い産業において競争力を高め、国内外の企業にとってインドは魅力的な生産拠点となります。
特に、インド政府が推進する「メイク・イン・インディア」政策により、国内外の企業が製造業の拡大に力を入れ、さらなる雇用創出と経済成長が期待されています。
また、若い労働力は技術革新や起業活動を促進し、インドはすでにIT産業やスタートアップシーンで世界的に注目されており、若年層の活躍がこれらの分野の発展をさらに加速させるでしょう。
さらに、消費面でも生産年齢人口の増加は重要な意味を持ち、この層が経済的に安定して購買力を持つことで、国内市場は今後ますます拡大する見通しです。
インドの生産年齢人口の拡大は、持続的な経済成長を支える大きな要因となっており、インド株市場にも長期的な成長が期待されます。
インドの人口ボーナス期は始まったばかりであり、今後20〜30年は高い経済成長を継続する可能性が高いでしょう。
投資信託の買い方
投資信託の買い方は以下のとおり。
- 証券口座を開設する
- 投資信託を積立購入する
①証券口座を開設する
投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
多くのネット証券ではNISA口座での取引手数料が無料になったので、使用するクレジットカードによって証券口座を選ぶと良いでしょう。
NISA口座(非課税口座)とは?
証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。
課税口座で投資を行い利益を得たら20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資を行えば税金がかかりません。
- 三井住友カード利用者:SBI証券
>> SBI証券のメリット・デメリットについて解説 - 楽天カード利用者:楽天証券
>> 楽天証券のメリット・デメリットについて解説 - au PAY カード利用者:auカブコム証券
>> auカブコム証券のメリット・デメリットについて - dカードまたは上記3つ以外のカード利用者:マネックス証券
>> マネックス証券のメリット・デメリットについて解説
クレジットカードで積立するとポイントが還元されます。
なお、マネックス証券のポイント還元率は1.1%とトップクラスの還元率を誇ります。
三井住友カードや楽天カード、au PAY カードを持っていない方は、マネックスカードを作成してマネックス証券を利用すると良いでしょう。
②投資信託を積立購入する
証券口座を開設したら投資信託を積立購入します。
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
インド株に投資するリスク
インド株には以下のようなリスクがあります。
- ルピーの下落
- 値動きが大きい
- 手数料が高い
- 新興国リスクがある
- 新興市場のため情報を得にくい
リスクの高いインド株ですが、多くのメリットがあるので投資を検討すると良いでしょう。
ただ、インド株はポートフォリオに1割〜2割ほど組み込むのがおすすめです。
詳しくは「やめといた方がいい?インド株に投資するリスクについて解説」をご覧ください。
まとめ
今回は新NISAにおすすめのインド株型投資信託について解説しました。
- インドの代表的な株価指数
- インド株に投資できる投資信託
- インド株に投資できる投資信託の比較
- 新NISAにおすすめのインド株型投資信託
- インド株に投資するメリット
- 投資信託の買い方
- インド株に投資するリスク
特にこだわりがなければ、iFreeNEXTインド株インデックスがおすすめです。
インド株に投資できる投資信託の中で純資産額が最大であり、大きな純資産額は安定した運用が期待できる要素の一つです。
このファンドは運用開始からそれほど長い期間が経っていないにもかかわらず、利回りが最も指数に近いパフォーマンスを発揮しています。
主要ネット証券で購入できる点も、手軽に投資を始めたい方にとって大きな魅力です。
ただ、手数料をできるだけ抑えたい場合は、eMAXISやSBI・iシェアーズも検討してみてください。
リスク許容度が高く、リターンを最大化したいと考えている方には、iTrustも選択肢の一つです。
自身の投資スタイルや目標に合わせて、各投資信託のメリットとデメリットをしっかりと比較し、最適な選択をすることが重要です。
なお、投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
【おすすめのネット証券】
- 三井住友カード利用者:SBI証券
>> SBI証券のメリット・デメリットについて解説 - 楽天カード利用者:楽天証券
>> 楽天証券のメリット・デメリットについて解説 - au PAY カード利用者:auカブコム証券
>> auカブコム証券のメリット・デメリットについて解説 - dカードまたは上記3つ以外のカード利用者:マネックス証券
>> マネックス証券のメリット・デメリットについて解説