【徹底比較】オルカンとSBI全世界株式(雪だるま)どっちに投資すべき?

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悩んでいる人

オルカンとSBI全世界株式どっちに投資すべき?両方はあり?

このような悩みに答えます。

本記事の内容
  • オルカンとは?
  • SBI全世界株式とは?
  • オルカンとSBI全世界株式の比較
  • オルカンとSBI全世界株式どっち?
  • オルカンとSBI全世界株式両方はあり?
  • 投資信託の買い方
  • オルカン・SBI全世界株式に関するQ&A

オルカンとSBI全世界株式(雪だるま)はどちらも全世界に投資できる投資信託ですが、目標とする株価指数が異なります。

オルカンの目標とする株価指数は「ACWI」であり、先進国(23ヵ国)・新興国(24ヵ国)の株式約3,000銘柄で構成されます。

一方、SBI全世界株式(雪だるま)の目標とする株価指数は「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」で、銘柄数は先進国・新興国を含む約47ヵ国の株式約9,000ほどです。

結論から言うと、利回りはどちらもほとんど同じですが、純資産額が大きく、手数料も低いオルカンがおすすめです。

本記事では、オルカンとSBI全世界株式を比較し、どっちに投資すべきか、両方はありかについて詳しく解説します。

なお、投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。

まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。

目次

オルカンとは?

名称eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
運用会社三菱UFJアセットマネジメント
分類インデックス
目標とする指数ACWI
純資産額4兆7326億円
購入時手数料なし
信託財産留保額なし
信託報酬(手数料)0.05775%
成長投資枠対象
つみたて投資枠対象
販売会社ネット証券、総合証券、銀行など

オルカンは、三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という投資信託です。

全世界株価指数「ACWI」に連動するインデックスファンドで、先進国(23ヵ国)・新興国(24ヵ国)の株式約3,000銘柄で構成されています。

三菱UFJアセットマネジメント

人気・知名度が高く、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year」では5回連続(2019年〜2023年)で第1位に輝いています。

そんなオルカンは、強い国には多く投資して弱い国には少なく投資する「時価総額加重平均」を用いています。

現在は米国が全体の62.3%を占め、日本は5.5%、英国は3.7%となっていますが、新興国がさらに成長すれば比率は大きく変わります。

SBI全世界株式とは?

名称SBI・全世界株式インデックス・ファンド
運用会社三菱UFJアセットマネジメント
分類インデックス
目標とする指数FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
純資産額2,404億円
購入時手数料なし
信託財産留保額なし
信託報酬(手数料)0.0682%
成長投資枠対象
つみたて投資枠対象
販売会社ネット証券、総合証券、銀行など

SBI全世界株式は、SBIアセットマネジメントが運用する「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」という投資信託です。

サイト管理人

「雪だるま」の愛称で知られています。

目標とする指数は「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」で、先進国・新興国を含む約47ヵ国の株式約9,000銘柄で構成されています。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス:先進国から新興国まで全世界の株式市場の動きを表している株価指数

オルカンが目標とする株価指数指数であるACWIとの違いは、小型株(時価総額の小さい株式)を含むか含まないかです。

ACWIは時価総額の大きい大型株と中型株のみで構成され小型株は含みませんが、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは小型株を含みます。

ただ、米国が60%、日本が6%、英国が4%の割合を占め、国別構成比率においてはオルカンとほとんど変わりません。

SBI・V・全世界株式インデックスファンドとの違いは?

どちらもSBIアセットマネジメントが運用する投資信託です。

目標とする株価指数は同じ「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」ですが、手数料と投資対象が異なります。

スクロールできます
SBI全世界SBI・V・全世界
手数料0.1022%0.1338%
投資対象VTI
SPDW
SPEM
VT

SBI全世界は手数料が安くなるように設計されているのに対し、SBI・V・全世界はVTに連動するように設計されています。

  • VTI
    • 全米の株式に投資できるETF
    • 手数料は0.03%
  • SPDW
    • 米国を除いた先進国に投資できるETF
    • 手数料は0.03%
  • SPEM
    • 新興国の株式に投資できるETF
    • 手数料は0.07%
  • VT
    • 先進国と新興国の株式に投資できるETF
    • 手数料は0.07%

一見すると、SBI全世界の方が高い手数料になりそうですが、投資比率はVTI(60%)、SPDW(30%)、SPEM(10%)です。

そのため、(0.03%×60%)+(0.03%×30%)+(0.07%×10%)=0.034%となり、VTの0.07%よりも低くなります。

できる限り手数料を下げたいのであればSBI全世界、VTと同じ成果を狙いたいのであればSBI・V・全世界が向いています。

オルカンとSBI全世界株式の比較

運用方法

オルカンの場合、株式に直接投資します。

三菱UFJアセットマネジメント

SBI全世界株式の場合、ETFを経由して間接的に米国の株式に投資します。

SBI証券

オルカンは株式に直接投資するのに対し、SBI全世界株式は間接的に米国の株式に投資する点が異なります。

構成国

スクロールできます
国・地域オルカンSBI全世界株式
米国62.3%59.1%
日本5.5%6.8%
イギリス3.7%3.4%
フランス2.9%2.6%
カナダ2.9%3.0%
スイス2.1%2.4%
ドイツ2.0%2.0%
インド1.7%2.2%
台湾1.7%2.0%
その他15.2%16.5%

構成国とその比率はほとんど同じです。

組入銘柄

オルカンとSBI全世界の組入上位10銘柄の比較は以下のとおり。

スクロールできます
オルカンSBI全世界株式
銘柄比率銘柄比率
マイクロソフト4.0%バンガード・トータル・ストック・マーケットETF59.69%
アップル3.9%SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国)ETF29.70%
エヌビディア2.7%SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツETF9.92%
アマゾン2.2%
メタ・プラットフォームズ1.5%
アルファベット A1.1%
アルファベット C1.0%
イーライリリー0.8%
テスラ0.8%
ブロードコム0.8%

オルカンは米国株が上位を占めているのに対し、SBI全世界株式は3つのETFがほとんどを占めています。

これらのETFは米国や全世界に投資できるETFであり、ETFを通して間接的に米国の株式に投資を行っています。

純資産額

純資産総額は組み入れられている株式や債券など資産の時価総額のことで、投資信託の規模を表します。

純資産総額が多いほど多くの人から投資されていることを意味します。

オルカンSBI全世界株式
4兆7326億円2,404億円

純資産額はオルカンの方が大きいです。

手数料

スクロールできます
オルカンSBI全世界株式
購入時手数料無料無料
信託財産留保額無料無料
信託報酬0.05775%0.0682%
その他0.03%0.05%
実質コスト0.09775%0.1182%
各手数料の詳細

【購入時手数料】

購入時手数料は、投資信託を購入する際に発生する手数料です。

この手数料は購入時に一括で支払うもので、販売会社によって設定された割合に基づいて計算されます。

購入時手数料は一般的にパーセンテージで表され、最近ではノーロードと呼ばれる購入時手数料が無料の投資信託も増えています。

【信託財産留保額】

信託財産保留額は、途中で投資信託を抜ける解約料のようなものです。

たとえば信託財産保留額0.3%の投資信託を1万円で売却したら、30円が差し引かれて9,970円が戻ってきます。

【信託報酬】

信託報酬は毎日発生し、投資信託の純資産から日割りで引かれる形になります。

純資産:保有するすべての資産の合計額から負債を差し引いた額のこと

例えば、信託報酬が年率1%の投資信託に10万円投資したら、信託報酬は以下のようになります。

【信託報酬が年率1%の投資信託に10万円投資した場合】

  • 1年間で発生する信託報酬:約1,100円(10万円×1.0%+消費税)
  • 毎日発生する信託報酬:約3円(1,100÷365+消費税)
サイト管理人

この額が純資産から差し引かれます。

なお、信託報酬は自動的に差し引かれるため、投資家が直接支払うことはありません。

【その他】

購入時手数料や信託財産留保額、信託報酬以外の費用は「その他」に分類されます。

サイト管理人

その他の費用は一定ではなく、時期や運用状況、市場の動向によって変動します。

また、その他の費用は「隠れコスト」とも呼ばれ、通常の購入時手数料や信託報酬とは異なり、表立って見えないことが多いです。

そのため、交付目論見書や交付運用報告書といった公式な書類を確認しなければ詳細を把握できない場合があります。

個人投資家が負担する主な手数料は信託報酬ですが、それ以外にも間接的に負担するコストがあります。

すべて合計するとオルカンの方がやや低いです。

利回り

スクロールできます
オルカンSBI全世界株式
2018年-7.5%-12.6%
2019年26.8%25.3%
2020年9.0%8.9%
2021年32.7%31.3%
2022年-5.6%-5.2%
2023年30.4%29.5%
平均14.3%12.87%
利回りとは?

株価指数やインデックスファンドにおける利回りとは、ある期間における増減率を意味します。

インデックスファンド:日経平均やS&P500など、特定の株価指数に連動する投資信託のこと

通常、利回りとは銀行預金や配当金に対して使用し、年利3%の場合は1年間で投資元本の3%の運用益があったことを指します。

一方、株価指数やインデックスファンドの利回りは増減率のことであり、年利3%であれば1年間で3%増加、年利-3%であれば3%減少したという意味です。

利回りはオルカンの方が高いですが、大きな差はありません。

サイト管理人

銘柄数は大きく異なりますが、目標としている株価指数はどちらも全世界株価指数なので、ほとんど差は生まれません。

新NISAの対象

スクロールできます
つみたて投資枠成長投資枠
オルカン
SBI全世界株式
つみたて投資枠、成長投資枠とは?

新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。

つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。

そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。

なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。

オルカンとSBI全世界株式どっち?

オルカンがおすすめ

オルカンとSBI全世界株式どっちかで迷ったら、オルカンがおすすめです。

両方とも全世界の株式に分散投資する投資信託であり、利回りは大差ありませんが、純資産額はオルカンの方が大きく、手数料もオルカンの方が低く抑えられています。

サイト管理人

オルカンが低コストである理由は、各国の株式に直接投資しているからです。

一方、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(SBI全世界株式の目標とする株価指数)は約9,000銘柄で構成され、直接株式に投資するのは難しいです。

そのため、SBI全世界株式や他のFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスを連動対象とする国内投資信託は、複数の海外ETFを介して間接的に投資する形をとっています。

この間接的な投資方式には、海外ETFの運用管理費(総経費率)が追加コストとして発生し、投資家はこのコストも負担することになります。

結果として、SBI全世界株式の「その他」の費用はオルカンに比べて高くなっており、総合的なコストが増加しているのです。

純資産額の規模、コストの低さ、運用方法といった観点からも、オルカンの方が安定的で長期的に優れた選択肢と言えるでしょう。

SBI全世界株式もあり

オルカンがおすすめですが、小規模な企業にも投資し、心理的な不安を減らしたいならSBI全世界株式を選ぶと良いでしょう。

時価総額とは、銘柄の発行済株式数に現在の株価を乗じて算出される指標であり、その銘柄がどの程度の規模なのかを示すものです。

サイト管理人

時価総額3000億円以上を大型株、3000億円を中型株、1000億円以下を小型株と分類することが多いです。

オルカンは先進国(23ヵ国)・新興国(24ヵ国)の株式約3,000銘柄で構成され、大型株と中型株のみが含まれています。

一方で、SBI全世界株式は先進国・新興国を含む約47ヵ国から選ばれた約9,000銘柄で構成され、小型株も含まれています。

どちらも時価総額加重平均を採用しており、時価総額の大きい銘柄ほど比率が大きくなるため、小型株の影響はそれほど大きくありません。

ただ、全世界の小型株にも投資することで、「投資対象が幅広く網羅されている」という安心感を得られるでしょう。

そのため、全世界の小規模な企業にも幅広く投資し、心理的な不安を減らしたいのであればSBI全世界株式が適しています。

オルカンとSBI全世界株式両方はあり?

オルカンとSBI全世界株式の両方を保有するのはおすすめしません。

目標とする株価指数は異なりますが、どちらも全世界の株式に幅広く投資できるという点には変わりありません。

そのため、両方を保有することで特別なリターンの向上が見込めるわけではなく、むしろ重複投資となり運用コストが増えるリスクがあります。

投資信託は運用管理費用(信託報酬)が発生するため、複数のファンドを保有する場合、それぞれに手数料がかかります。

オルカンと楽天オルカンの両方を長期間保有すると、それぞれの信託報酬を支払う必要があるため、コストが積み重なります。

サイト管理人

また、投資先がほとんど同じであるため、分散効果はありません。

そのため、長期的な資産形成を目指すのであれば、オルカンかSBI全世界株式のどちらかを選択し、シンプルなポートフォリオを構築する方が効率的です。

どちらか1つの投資信託に集中することで、資産運用をシンプルに管理でき、コストの効率化も図ることができます。

投資信託の買い方

投資信託の買い方は以下のとおり。

投資信託の買い方
  1. 証券口座を開設する
  2. 投資信託を積立購入する

①証券口座を開設する

投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。

多くのネット証券ではNISA口座での取引手数料が無料になったので、使用するクレジットカードによって証券口座を選ぶと良いでしょう。

NISA口座(非課税口座)とは?

証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。

課税口座で投資を行い利益を得たら20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資を行えば税金がかかりません。

サイト管理人

クレジットカードで積立するとポイントが還元されます。

なお、マネックス証券のポイント還元率は1.1%とトップクラスの還元率を誇ります。

三井住友カードや楽天カード、au PAY カードを持っていない方は、マネックスカードを作成してマネックス証券を利用すると良いでしょう。

②投資信託を積立購入する

証券口座を開設したら投資信託を積立購入します。

つみたて投資枠、成長投資枠とは?

新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。

つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。

そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。

なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。

オルカン・SBI全世界株式に関するQ&A

SBI全世界とSBI・V・全世界の違いは?

どちらもSBIアセットマネジメントが運用する投資信託です。

目標とする株価指数は同じ「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」ですが、手数料と投資対象が異なります。

スクロールできます
SBI全世界SBI・V・全世界
手数料0.1022%0.1338%
投資対象VTI
SPDW
SPEM
VT

SBI全世界は手数料が安くなるように設計されているのに対し、SBI・V・全世界はVTに連動するように設計されています。

  • VTI
    • 全米の株式に投資できるETF
    • 手数料は0.03%
  • SPDW
    • 米国を除いた先進国に投資できるETF
    • 手数料は0.03%
  • SPEM
    • 新興国の株式に投資できるETF
    • 手数料は0.07%
  • VT
    • 先進国と新興国の株式に投資できるETF
    • 手数料は0.07%

一見すると、SBI全世界の方が高い手数料になりそうですが、投資比率はVTI(60%)、SPDW(30%)、SPEM(10%)です。

そのため、(0.03%×60%)+(0.03%×30%)+(0.07%×10%)=0.034%となり、VTの0.07%よりも低くなります。

できる限り手数料を下げたいのであればSBI全世界、VTと同じ成果を狙いたいのであればSBI・V・全世界が向いています。

オルカンと楽天VTどっち?

オルカンと楽天VTどっちかで迷ったら、オルカンがおすすめです。

純資産額はどちらも十分に大きいですが、比較するとオルカンの方がかなり大きいです。

手数料の低さもオルカンの強みで、投資信託では信託報酬が運用コストとしてかかりますが、これが低いほど長期的に見たときのコストが軽減されます。

オルカンは楽天VTより信託報酬が低く設定されているため、手数料の負担を抑えつつ、長期的な運用益を効率よく狙うことが可能です。

また、過去の運用実績を見てみると、利回りは楽天VTの方が若干高いですが、その差は非常にわずかで、ほとんど気にする必要はありません。

どちらの投資信託も世界経済全体の成長に連動しているため、長期的には同じような利回りが期待できます。

総合的に見ると、特にこだわりがなければ、純資産額の大きさや手数料の低さといった要素から、オルカンを選ぶと良いでしょう。

オルカンとS&P500どっち?

過去30年のパフォーマンスはS&P500の方が良いですが、どっちかで迷ったらオルカンをおすすめします。

長期的な視点で見ると、どの国の株式が好調になるかは時期によって異なり、例えば1980年代は日本、2010年代は米国の株式が大きく伸びました。

しかし、未来にどの国が経済成長を遂げるかを予測するのは難しいため、グローバル分散投資がリスク管理に役立つと言えます。

オルカンは時価総額加重平均を用いた投資信託であるため、企業の時価総額が大きいほどその組入比率が高くなります。

これにより、成長した国や企業は自然と組入比率が増加し、個別の国や企業の成長を予測する手間を省くことが可能です。

現在は米国が全体の62.3%を占め、日本が5.5%、英国が3.7%といった構成ですが、今後もし新興国が急成長すれば、この比率は大きく変動します。

このように、オルカンは国際分散投資の観点で魅力的な選択肢であり、リスクを抑えながら成長する可能性のある市場へ自動的に対応することが可能です。

詳しくは「【徹底比較】オルカンとS&P500どっちに投資すべき?」をご覧ください。

まとめ

今回はオルカンとSBI全世界株式どっちに投資すべきかについて解説しました。

本記事の内容
  • オルカンとは?
  • SBI全世界株式とは?
  • オルカンとSBI全世界株式の比較
  • オルカンとSBI全世界株式どっち?
  • オルカンとSBI全世界株式両方はあり?
  • 投資信託の買い方
  • オルカン・SBI全世界株式に関するQ&A

オルカンとSBI全世界株式どっちかで迷ったら、オルカンがおすすめです。

両方とも全世界の株式に分散投資する投資信託であり、利回りは大差ありませんが、純資産額はオルカンの方が大きく、手数料もオルカンの方が低く抑えられています。

オルカンが低コストである理由は、各国の株式に直接投資しているからであり、SBI全世界株式は複数の海外ETFを介して間接的に投資しています。

この間接的な投資方式には、海外ETFの運用管理費(総経費率)が追加コストとして発生するため、総合的なコストが増加しているのです。

ただ、小規模な企業にも投資し、心理的な不安を減らしたいならSBI全世界株式を選ぶと良いでしょう。

オルカンは先進国(23ヵ国)・新興国(24ヵ国)の株式約3,000銘柄で構成され、大型株と中型株のみが含まれています。

一方で、SBI全世界株式は先進国・新興国を含む約47ヵ国から選ばれた約9,000銘柄で構成され、小型株も含まれています。

どちらも時価総額加重平均を採用しており、時価総額の大きい銘柄ほど比率が大きくなるため、小型株の影響はそれほど大きくありません。

ですが、全世界の小型株にも投資することで、「投資対象が幅広く網羅されている」という安心感を得られるでしょう。

なお、投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。

まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。

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