【オルカンだけでいい】オルカンとナスダック100両方持つのはあり?

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悩んでいる人

・オルカンとナスダック100両方持つのはあり?

このような悩みに答えます。

本記事の内容
  • オルカンとは?
  • ナスダック100とは?
  • オルカンとナスダック100の比較
  • オルカンとナスダック100両方はあり?
  • 米国の比率を上げたいなら両方持つべき
  • オルカンとナスダック100両方持ったら?
  • ナスダック100に連動するおすすめの投資信託
  • 投資信託の買い方
  • 投資のリスクを抑えるコツ
  • ナスダック100に関するQ&A

「オルカンとナスダック100両方持つべき?」と悩んでいませんか?

結論から言うと、米国株がオルカンの約6割を占めているので、オルカンで十分です。

ただ、米国の比率を上げたいなら両方持っても良いでしょう。

本記事ではオルカンとナスダック100両方持つのはありかについて解説します。

なお、投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。

まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。

目次

オルカンとは?

オルカンは三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」という投資信託です。

全世界株価指数「ACWI」に連動するインデックスファンドで、先進国(23ヵ国)・新興国(24ヵ国)の株式約3,000銘柄で構成されています。

三菱UFJアセットマネジメント

人気・知名度が高く、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year」では5回連続(2019年〜2023年)で第1位に輝いています。

そんなオルカンは、強い国には多く投資して弱い国には少なく投資する「時価総額加重平均」を用いています。

現在は米国が全体の62.3%を占め、日本は5.5%、英国は3.7%となっていますが、新興国がさらに成長すれば比率は大きく変わります。

ナスダック100とは?

ナスダック100はナスダック(NASDAQ)に上場している企業のうち金融業を除く上位100社から構成された株価指数です。

ナスダック(NASDAQ):米国の新興企業向けの株式市場

ナスダック全体とは異なり、ハイテク・IT関連の大手企業が多く含まれています。

そのため、ナスダック100は米国のテクノロジー・IT企業を中心とした株価指数とも言えます。

アップルやマイクロソフトなどの大手企業だけでなく振興の中小企業も含まれており、利回りは米国を代表する株価指数のS&P500よりも高いです。

また、時価総額加重平均型を用いており、時価総額が大きいほど組み入れ比率が大きくなります。

オルカンとナスダック100の比較

構成国

スクロールできます
国・地域オルカンナスダック100
米国62.3%98.3%
日本5.5%
イギリス3.7%0.3%
フランス2.9%
カナダ2.9%
その他(先進国)12.0%0.8%
新興国10.7%0.3%

オルカンは米国の比率が62.3%であるのに対し、ナスダック100は98.3%米国です。

サイト管理人

ナスダック100には米国企業以外もわずかに含まれています。

組入銘柄

オルカンとナスダック100と組入上位10銘柄は以下のとおり。

スクロールできます
オルカンナスダック100
銘柄比率銘柄比率
マイクロソフト4.0%マイクロソフト8.8%
アップル3.9%アップル7.4%
エヌビディア2.7%エヌビディア6.3%
アマゾン2.2%アマゾン5.2%
メタ・プラットフォームズ1.5%メタ・プラットフォームズ4.8%
アルファベット A1.1%ブロードコム4.4%
アルファベット C1.0%アルファベット A2.5%
イーライリリー0.8%アルファベット C2.4%
テスラ0.8%テスラ2.4%
ブロードコム0.8%コストコ2.4%

銘柄は多少異なりますが、どちらも米国株が上位10銘柄に位置しています。

利回り

期間オルカンナスダック100
過去1年34.3%54.8%
過去3年20%23.8%
過去5年17.6%27%
過去10年13.2%21.8%
過去15年15.3%22.8%
過去20年9.9%15.5%
過去30年8.7%15.1%
参考:myINDEX
  • 参考サイトはmyINDEX
  • オルカンは2018年にリリースされた投資信託なので、2018年以前はACWI(オルカンが目標とする指数)のデータを使用

利回りはナスダック100の方が大きいです。

オルカンとナスダック100両方はあり?

結論から言うと、オルカンで十分です。

オルカンの60%は米国の株式によって構成されているので、ナスダック100も購入すると米国に偏ってしまいます。

オルカンは全世界に分散させて投資できる点が大きな魅力なので、米国に偏ったらオルカンの魅力が薄れてしまうでしょう。

また、投資信託は保有しているだけで信託報酬という手数料がかかるので、無駄にコストがかかってしまいます。

サイト管理人

上記の理由から、オルカンで十分です。

米国の比率を上げたいなら両方持つべき

両方を持つ必要はないですが、米国の比率を上げたいなら両方持つべきです。

特にナスダック100はハイテク・IT関連の企業100社を集めたもので、過去の利回りはオルカンを大きく上回ります。

さらに、米国株は今後も成長すると期待されています。

【米国株が期待される理由】

  • 数々の下落相場を乗り越えてきた
  • 成長率が高い
  • 今後も米国の人口は増加する
  • 技術力・人材力が高い
  • 有名企業が数多くある
  • 高配当の企業が数多くある
  • 株主の監視が厳しい
  • 自己資本利益率が高い
  • 研究開発に多額の費用を費やしている

今後も米国株の成長に期待しているのなら、米国の比率を上げるためにオルカンとナスダック100両方持つべきでしょう。

なお、オルカンをメインにして全体の10〜20%ほどナスダック100を保有するコア・サテライト運用がおすすめです。

コア・サテライト運用:大部分を低リスクな金融商品、一部分をハイリスクな金融商品を保有することで安定した収益を目指す投資手法

オルカンとナスダック100両方持ったら?

ナスダック100を20%、オルカンを80%持つと国・地域の比率は以下のようになります。

国・地域比率
米国69.84%
日本4.4%
イギリス2.96%
フランス2.32%
カナダ2.32%
その他9.6%
新興国8.56%

米国が7割近くなり、ナスダック100の割合によって米国の比率が変化します。

手数料はオルカンの0.08775%に加えてナスダック100に連動する投資信託の手数料がかかり、利回りはそれぞれの利回りを加重平均した値です。

スクロールできます
オルカンナスダック100オルカン(20%)+ナスダック100(80%)
2014年20%39.2%23.8%
2015年-2.1%9.7%0.26%
2016年5.5%2.2%4.84%
2017年20%28.0%21.6%
2018年-12.4%-3.4%-10.6%
2019年28.6%38.7%30.62%
2020年11.2%39.2%16.8%
2021年31.9%43.4%34.2%
2022年-6.1%-22.9%-9.46%
2023年34.3%56.2%38.68%
平均13.09%23.03%15.07%
過去データをもとに筆者作成
サイト管理人

過去の利回りにおいては、オルカン単体よりも高くなっています。

ナスダック100に連動するおすすめの投資信託

ニッセイNASDAQ100インデックスファンドとiFreeNEXT NASDAQ100インデックスがおすすめです。

ニッセイNASDAQ100インデックスファンドは純資産額が大きくて手数料が安いことに加え、短いですが運用実績があります。

ただ、手数料が少し高くても運用歴が長くて安定している方が良いなら、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスを選ぶと良いでしょう。

詳しくは「ナスダック100に連動するおすすめの投資信託について解説」をご覧ください。

投資信託の買い方

投資信託の買い方は以下のとおり。

投資信託の買い方
  1. 証券口座を開設する
  2. 投資信託を積立購入する

①証券口座を開設する

投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。

多くのネット証券ではNISA口座での取引手数料が無料になったので、使用するクレジットカードによって証券口座を選ぶと良いでしょう。

NISA口座(非課税口座)とは?

証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。

課税口座で投資を行い利益を得たら20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資を行えば税金がかかりません。

サイト管理人

クレジットカードで積立するとポイントが還元されます。

なお、マネックス証券のポイント還元率は1.1%とトップクラスの還元率を誇ります。

三井住友カードや楽天カード、au PAY カードを持っていない方は、マネックスカードを作成してマネックス証券を利用すると良いでしょう。

②投資信託を積立購入する

証券口座を開設したら投資信託を積立購入します。

つみたて投資枠、成長投資枠とは?

新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。

つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。

そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。

なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。

投資のリスクを抑えるコツ

投資のリスクを抑えるコツは以下の3つ。

投資のリスクを抑えるコツ
  1. 長期投資する
  2. ニュースやSNSを見ない
  3. 暴落することがあることを知る

①長期投資する

投資のリスクを抑える最大のコツは、長期投資することです。

なぜなら、一時的に元本割れすることはありますが、長期間保有すれば損失を出しづらいからですね。

下記の図は「資産・地域を分散して積立投資を行なった場合の運用成果の実績【保有期間別(5年、20年)】」を金融庁がまとめたものです。

金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック

保有期間が5年だと元本割れが目立ちますが、20年の場合はほとんど元本割れしていないことがわかります。

過去が未来を保証するわけではないですが、長期投資すれば元本割れのリスクを大きく抑えることが可能です。

②ニュースやSNSを見ない

ニュースやSNSでは投資のプロが様々な視点から意見を述べていますが、正直あまり聞く意味はないでしょう。

オルカンのような指数に連動する投資信託に長期間投資することが低リスクであることに変わりありません。

最も避けるべきことは、ニュースやSNSを見て投資をやめてしまうことです。

サイト管理人

やめてしまったら損するリスクが高くなります。

投資に関する最低限の知識を身につけたらニュースやSNSを見るのは控えることをおすすめします。

③暴落があることを知る

2008年にリーマンショックが起きた際、S&P500は約49%、ACWI(オルカンが目標とする指数)は53%ほど下落しました。

S&P500の銘柄数は500、ACWIの銘柄数は約3,000ですが、大規模な経済危機が起きると暴落します。

サイト管理人

ただ、どちらも数ヶ月〜数年後には回復しています。

経済危機により暴落することがあること、過去に何度も経済危機が起きたが数ヶ月〜数年後に回復していることを知っておけばパニックにならずに済みます。

ナスダック100に関するQ&A

ナスダック100とS&P500どっち?

結論から言うと、S&P500がおすすめです。

また、どちらも全て米国株で構成されていることから、両方持つ必要はありません。

詳しくは「【徹底比較】S&P500とナスダック100どっちを持つべき?両方はあり?」をご覧ください。

ナスダック100とFANG+どっち?

結論から言うと、ナスダック100がおすすめです。

どちらもリスクは高いですが、FANG+は10社の銘柄のみで構成されており、特にリスクが高いです。

ナスダック100は銘柄数がFANG+より10倍多く分散性が高いため、リスクを抑えられます。

詳しくは「【徹底比較】ナスダック100とFANG+どっちに投資すべき?」をご覧ください。

投資信託とETFどっち?

結論から言うと、分配金を得たい方はETF、長期的に資産を増やしたい方は投資信託がおすすめです。

分配金:投資信託から配られる配当金のこと

投資信託だと分配金が自動で再投資されますが、ETFは分配金が再投資されず、投資家に還元されます。

この際、分配金を手動で再投資に使ってしまうと、その分だけ非課税枠は減ってしまいます。

つまり、投資信託であれば新NISAの投資枠1,800万円すべてを購入に利用できますが、ETFの場合だと分配金の分だけ非課税枠が減ってしまうのです。

そのため、ETFで得た分配金を再投資するのでなければETFが適していますが、長期的に資産を増やしたいのであれば投資信託が適しています。

詳しくは「新NISAは投資信託とETFどっちに投資すべき?」をご覧ください。

まとめ

今回はオルカンとナスダック100両方持つべきかについて解説しました。

本記事の内容
  • オルカンとは?
  • ナスダック100とは?
  • オルカンとナスダック100の比較
  • オルカンとナスダック100両方はあり?
  • 米国の比率を上げたいなら両方持つべき
  • オルカンとナスダック100両方持ったら?
  • 投資信託の買い方
  • 投資のリスクを抑えるコツ
  • ナスダック100に関するQ&A

オルカンの60%は米国の株式によって構成されているので、ナスダック100も購入すると米国に偏ってしまいます。

また、投資信託は保有しているだけで信託報酬という手数料がかかるので、無駄にコストがかかってしまいます。

そのため、基本的にはオルカンで十分ですが、米国の比率を上げたいなら両方保有しても良いでしょう。

なお、投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。

まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。

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