オルカンとナスダック100両方持つのはあり?
このような悩みに答えます。
- オルカンとは?
- ナスダック100とは?
- オルカンとナスダック100の比較
- オルカンとナスダック100両方はあり?
- オルカンとナスダック100両方持ったら?
- 投資信託の買い方
- ナスダック100に関するQ&A
オルカンは先進国(23ヵ国)・新興国(24ヵ国)の株式約3,000銘柄で構成される投資信託、ナスダック100はナスダック(NASDAQ)に上場している上位100社(金融業を除く)から構成された株価指数です。
ナスダック100の銘柄数は少なく、業種もテクノロジーに大きく偏っていますが、リターンはオルカンを大きく上回ります。
結論から言うと、全世界に投資できて米国株が6割を占めるオルカンで十分ですが、投資の心理的な安心感や米国株の比率をさらに高めたい場合は両方へ投資するのも一つの選択肢です。
本記事では、オルカンとナスダック100の比較や両方持つのはありかについて詳しく解説します。
なお、オルカンやナスダック100に投資するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
【おすすめのネット証券】
三井住友カード利用者 | SBI証券 >> SBI証券のメリット・デメリットについて解説 |
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オルカンとは?
名称 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
分類 | インデックス |
目標とする指数 | ACWI |
純資産額 | 4兆7326億円 |
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
信託報酬(手数料) | 0.05775% |
成長投資枠対象 | ◯ |
つみたて投資枠対象 | ◯ |
販売会社 | ネット証券、総合証券、銀行など |
オルカンは、三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という投資信託です。
全世界株価指数「ACWI」に連動するインデックスファンドで、先進国(23ヵ国)・新興国(24ヵ国)の株式約3,000銘柄で構成されています。
人気・知名度が高く、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year」では5回連続(2019年〜2023年)で第1位に輝いています。
そんなオルカンは、強い国には多く投資して弱い国には少なく投資する「時価総額加重平均」を用いています。
現在は米国が全体の62.3%を占め、日本は5.5%、英国は3.7%となっていますが、新興国がさらに成長すれば比率は大きく変わります。
ナスダック100とは?
名称 | ナスダック100 |
指数基準日 | 1985年1月31日 |
構成銘柄数 | 100 |
構成銘柄 | ナスダック(NASDAQ)に上場している企業のうち、金融業を除く上位100社 |
指数の計算方法 | 浮動株調整後時価総額加重平均 |
銘柄入れ替えの頻度 | 毎年12月 |
ナスダック100は、ナスダック(NASDAQ)に上場している企業のうち、金融業を除く上位100社から構成された株価指数です。
この指数は、ナスダック市場全体を代表するものではなく、ハイテクやIT関連の企業が多く含まれている点が特徴です。
そのため、ナスダック100は米国のテクノロジー・IT企業を中心とした株価指数とも言えるでしょう。
構成銘柄には、GAFAMといった世界的な大企業だけでなく、急成長を遂げている新興の中小企業も含まれています。
こうした構成の特性上、ナスダック100のリターンは、より幅広い業種をカバーするS&P500を上回る傾向があります。
オルカンとナスダック100の比較
構成国
国・地域 | オルカン | ナスダック100 |
米国 | 62.3% | 98.3% |
日本 | 5.5% | – |
イギリス | 3.7% | 0.3% |
フランス | 2.9% | – |
カナダ | 2.9% | – |
その他(先進国) | 12.0% | 0.8% |
新興国 | 10.7% | 0.3% |
オルカンは米国の比率が62.3%であるのに対し、ナスダック100は98.3%米国です。
ナスダック100には米国企業以外もわずかに含まれています。
組入銘柄
オルカンとナスダック100と組入上位10銘柄は以下のとおり。
オルカン | ナスダック100 | ||
---|---|---|---|
銘柄 | 比率 | 銘柄 | 比率 |
マイクロソフト | 4.0% | マイクロソフト | 8.8% |
アップル | 3.9% | アップル | 7.4% |
エヌビディア | 2.7% | エヌビディア | 6.3% |
アマゾン | 2.2% | アマゾン | 5.2% |
メタ・プラットフォームズ | 1.5% | メタ・プラットフォームズ | 4.8% |
アルファベット A | 1.1% | ブロードコム | 4.4% |
アルファベット C | 1.0% | アルファベット A | 2.5% |
イーライリリー | 0.8% | アルファベット C | 2.4% |
テスラ | 0.8% | テスラ | 2.4% |
ブロードコム | 0.8% | コストコ | 2.4% |
銘柄は多少異なりますが、どちらも米国株が上位10銘柄に位置しています。
リターン
期間 | オルカン | ナスダック100 |
過去1年 | 34.3% | 54.8% |
過去3年 | 20% | 23.8% |
過去5年 | 17.6% | 27% |
過去10年 | 13.2% | 21.8% |
過去15年 | 15.3% | 22.8% |
過去20年 | 9.9% | 15.5% |
過去30年 | 8.7% | 15.1% |
- 参考サイトはmyINDEX
- オルカンは2018年にリリースされた投資信託なので、2018年以前はACWI(オルカンが目標とする指数)のデータを使用
リターンとは?
リターンとは、ある期間における増減率を示す指標です。
年リターンが3%であれば1年間で3%増加、年利リターンが-3%であれば3%減少したという意味です。
リターンはナスダック100の方が大きいです。
業種
オルカンとナスダック100の組入上位10業種は以下のとおり。
オルカン | ナスダック100 | ||
---|---|---|---|
情報技術 | 23.7% | 情報技術 | 29.2% |
金融 | 15.9% | 金融 | 13.5% |
ヘルスケア | 10.9% | ヘルスケア | 11.9% |
資本財 | 10.3% | 一般消費財 | 10.3% |
一般消費財 | 10.1% | 資本財 | 9.9% |
コミュニケーション・サービス | 7.4% | コミュニケーション・サービス | 8.3% |
生活必需品 | 6.2% | 生活必需品 | 5.6% |
エネルギー | 4.3% | エネルギー | 3.5% |
素材 | 3.9% | 不動産 | 2.8% |
公益事業 | 2.5% | 素材 | 2.5% |
各業種の特徴
【情報技術】
- 特徴:テクノロジー、ソフトウェア、ハードウェア、インターネットサービスなど
- 主要企業:アップル、マイクロソフト、グーグル、アマゾン、メタ・プラットフォームズ
【ヘルスケア】
- 特徴:医薬品、バイオテクノロジー、医療機器、医療サービスなど
- 主要企業:ジョンソン&ジョンソン、ファイザー、 メルク、ユナイテッドヘルス・グループ
【一般消費財】
- 特徴:自動車、アパレル、レジャー、インターネットおよびダイレクトマーケティング小売など
- 主要企業:アマゾン、テスラ、ホーム・デポ、マクドナルド
【金融】
- 特徴:銀行、保険、証券、資産運用など
- 主要企業:JPモルガン・チェース,バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、ゴールドマン・サックス
【コミュニケーション・サービス】
- 特徴:メディア、エンターテインメント、通信サービスなど
- 主要企業:グーグル、メタ・プラットフォームズ、ウォルト・ディズニー、コムキャスト
【資本財】
- 特徴:航空宇宙、防衛、建設、製造業など
- 主要企業:ボーイング、キャタピラー、ハネウェル、ユニオン・パシフィック
【生活必需品】
- 特徴:食品、飲料、家庭用品、タバコなどの生活必需品を提供する企業
- 主要企業:P&G、コカ・コーラ、ペプシコ、ウォルマート
【エネルギー】
- 特徴:石油、ガス、エネルギー設備など
- 主要企業:エクソンモービル、シェブロン、コノコフィリップス
【公益事業】
- 特徴:電力、ガス、水道などの公共サービスを提供する企業
- 主要企業:ネクステラ・エナジー、デューク・エナジー、サザン・カンパニー
【不動産】
- 特徴:不動産投資信託や不動産開発、不動産運営を行う企業
- 主要企業:アメリカン・タワー、プロロジス、サイモン・プロパティ・グループ
【素材】
- 特徴:化学製品、建設資材、パッケージング、金属、鉱業など
- 主要企業:ダウ、シャーウィン・ウィリアムズ、フリーポート・マクモラン
オルカンはナスダック100と比べて業種全体の分散がより広く行われている点が特徴的です。
一方、ナスダック100は情報技術の割合が高いことが際立っており、特定の業種に依存する傾向が見られます。
オルカンとナスダック100両方はあり?
オルカンで十分
オルカンとナスダック100の両方に投資するのはおすすめしません。
オルカンの約60%は米国の株式で構成されているため、ナスダック100に追加で投資すると、米国株への偏りが一層強くなります。
オルカンの最大の魅力は、全世界に分散投資できる点にあり、この広範な分散があるからこそ、リスクを低減し、さまざまな市場の成長を享受することが可能。
しかし、両方保有するとなると、米国株の割合が高くなり、オルカンが持つ「全世界に分散」という特徴が損なわれてしまいます。
さらに、投資信託は保有しているだけで信託報酬という手数料が発生し、コストが無駄に増加する可能性があります。
したがって、コストと投資効率を考慮するならば、オルカンを選択することで、全世界に分散しつつ、無駄なコストを抑えることができるでしょう。
上記の理由から、オルカンで十分です。
両方へ投資するのもあり
基本的に両方へ投資するのはおすすめしませんが、以下のような場合は両方への投資も検討すべきです。
心理的な不安を減らしたい
オルカンは全体の約6割が米国株で構成され、ナスダック100はほぼ米国株のみ。
このため、オルカンとナスダック100の両方に投資することで、実質的に米国への投資比率が非常に高くなります。
ですが、両方に投資することで、どちらか一方だけを持っている場合に感じるかもしれない心理的な不安や「どちらを選べばよいのか」という迷いを減らせます。
これにより、安心して長期的な投資を行うことができるでしょう。
米国の比率を上げたい
ナスダック100はハイテク・IT関連の企業100社を集めたもので、過去のリターンはオルカンを大きく上回ります。
さらに、米国株は以下のような多くの要因から、今後も継続的な成長が期待されています。
【米国株が期待される理由】
- 数々の下落相場を乗り越えてきた
- 成長率が高い
- 今後も米国の人口は増加する
- 技術力・人材力が高い
- 有名企業が数多くある
- 高配当の企業が数多くある
- 株主の監視が厳しい
- 自己資本利益率が高い
- 研究開発に多額の費用を費やしている
今後も米国株の成長に期待しているのなら、米国の比率を上げるためにオルカンとナスダック100両方持つべきでしょう。
なお、両方へ投資する際はオルカンをメインにして全体の10〜20%ほどナスダック100を保有するコア・サテライト運用がおすすめです。
オルカンとナスダック100両方持ったら?
ナスダック100を20%、オルカンを80%持つと国・地域の比率は以下のようになります。
国・地域 | 比率 |
米国 | 69.84% |
日本 | 4.4% |
イギリス | 2.96% |
フランス | 2.32% |
カナダ | 2.32% |
その他 | 9.6% |
新興国 | 8.56% |
米国が7割近くなり、ナスダック100の割合によって米国の比率が変化します。
手数料はオルカンの0.08775%に加えてナスダック100に連動する投資信託の手数料がかかり、リターンはそれぞれのリターンを加重平均した値です。
オルカン | ナスダック100 | オルカン(20%)+ナスダック100(80%) | |
2014年 | 20% | 39.2% | 23.8% |
2015年 | -2.1% | 9.7% | 0.26% |
2016年 | 5.5% | 2.2% | 4.84% |
2017年 | 20% | 28.0% | 21.6% |
2018年 | -12.4% | -3.4% | -10.6% |
2019年 | 28.6% | 38.7% | 30.62% |
2020年 | 11.2% | 39.2% | 16.8% |
2021年 | 31.9% | 43.4% | 34.2% |
2022年 | -6.1% | -22.9% | -9.46% |
2023年 | 34.3% | 56.2% | 38.68% |
平均 | 13.09% | 23.03% | 15.07% |
過去のリターンはオルカン単体よりも高くなっています。
投資信託の買い方
投資信託の買い方は以下のとおり。
- 証券口座を開設する
- 投資信託を積立購入する
①証券口座を開設する
投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
多くのネット証券ではNISA口座での取引手数料が無料になったので、使用するクレジットカードによって証券口座を選ぶと良いでしょう。
NISA口座(非課税口座)とは?
証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。
課税口座で投資を行い利益を得たら20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資を行えば税金がかかりません。
三井住友カード利用者 | SBI証券 >> SBI証券のメリット・デメリットについて解説 |
楽天カード利用者 | 楽天証券 >> 楽天証券のメリット・デメリットについて解説 |
au PAY カード利用者 | auカブコム証券 >> auカブコム証券のメリット・デメリットについて解説 |
dカードまたは上記3つ以外のカード利用者 | マネックス証券 >> マネックス証券のメリット・デメリットについて解説 |
クレジットカードで積立するとポイントが還元されます。
なお、マネックス証券のポイント還元率は1.1%とトップクラスの還元率を誇ります。
三井住友カードや楽天カード、au PAY カードを持っていない方は、マネックスカードを作成してマネックス証券を利用すると良いでしょう。
②投資信託を積立購入する
証券口座を開設したら投資信託を積立購入します。
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
ナスダック100に関するQ&A
ナスダック100とS&P500どっち?
メインの投資先としてはS&P500がおすすめです。
S&P500に含まれる銘柄数は500であり、100銘柄しかないナスダック100と比較すると、対象となる企業数が大幅に多いです。
さらに、業種においても全11業種にわたって幅広く構成されており、製造業や金融、ヘルスケア、エネルギーなどを含んでいます。
ただ、補助的な投資先であればナスダック100がおすすめです。
全世界株式などの分散が効いている投資信託とナスダック100を組み合わせることで、バランスの取れた運用が実現できます。
ナスダック100は、情報技術や通信サービス、消費財など成長性の高い企業が集まっているため、リスクが大きい一方で、高いリターンを期待できる投資先です。
そこで、分散の効いている全世界株式などをポートフォリオに取り入れることで、急激な相場の変動時にも安定した運用を維持できるでしょう。
詳しくは「【徹底比較】S&P500とナスダック100どっちに投資すべき?」をご覧ください。
ナスダック100とFANG+どっち?
ナスダック100とFANG+どっちかで迷ったら、ナスダック100がおすすめです。
どちらの投資対象もハイリスクである点は共通していますが、FANG+はたった10社の銘柄のみで構成されているため、特にリスクが高いです。
また、ナスダック100は1985年から算出が開始されており、指数がどのように推移してきたか、どのような時にどれぐらい下落してきたか、などが分かります。
したがって、銘柄数や業種、そして過去データの観点から、FANG+よりもナスダック100の方が無難な選択肢と言えるでしょう。
ただ、高いリスクをとってでもハイリターンを狙いたいのであれば、FANG+を選ぶと良いでしょう。
FANG+は銘柄数が10と非常に少なく、業種も情報技術、コミュニケーション・サービス、一般消費財の3つだけです。
不安を覚えやすい投資先ですが、とりわけ大きな影響力と知名度をもつ企業10社に絞っているため、ナスダック100よりも高いリターンは期待できるでしょう。
詳しくは「【徹底比較】ナスダック100とFANG+どっちに投資すべき?」をご覧ください。
ナスダック100はおすすめしない?
市場全体を幅広くカバーするインデックスファンドなどをメインにし、全体の10〜20%ほどナスダック100を保有する「コアサテライト戦略」であればおすすめです。
ナスダック100は構成銘柄数が100銘柄と限られており、S&P500や全世界株式などと比較すると、分散性に欠ける側面があります。
業種に関しても、情報技術、一般消費財、コミュニケーション・サービスの3つの業種が全体の約75%を占めており、特定の分野に強く依存しています。
また、ナスダック100は他の指数と比較して大きな下落幅を示すことが多く、そのリスクの高さを改めて浮き彫りにしています。
しかし、ナスダック100には、米国のハイテク・IT企業に集中投資できる、長期間にわたってリターンが高い、というメリットがあります。
ハイリスク・ハイリターンな商品を少数組み込むことで、失敗しても大やけどはしにくく、狙いが当たった時の全体の利益は大きくなります。
詳しくは「ナスダック100はおすすめしないと言われる理由は?やめといた方がいい?」をご覧ください。
ナスダック100におすすめの投資信託は?
おすすめの投資信託は、「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」と「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」です。
ニッセイNASDAQ100インデックスファンドは純資産額が大きくて手数料が安いことに加え、短いですが運用実績があります。
手数料は楽天やPayPay投信の方が安いですが、これらの投資信託は純資産額が少ない上に運用実績がありません。
ニッセイNASDAQ100インデックスファンドに投資した方が無難です。
ただ、手数料が少し高くても運用歴が長くて安定している方が良いなら、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスを選ぶと良いでしょう。
詳しくは「ナスダック100に連動するおすすめの投資信託について解説」をご覧ください。
ナスダック100に長期投資するのはあり?
コア・サテライト運用であれば、ナスダック100に長期投資するのはありです。
コアサテライト運用とは、投資ポートフォリオの大部分を低リスクな金融商品に配分し、一部を高リスクな金融商品に配分することで、安定した収益を目指す投資手法です。
具体的には、全世界株式などの分散が効いた金融商品をメイン、高リスクな金融商品をサブとして組み入れることで、全体のバランスを保てます。
推奨する比率としては、コアに80%程度、サブに20%程度を振り分けるのが効果的です。
これにより、ナスダック100のような高リスクな金融商品をサブとして活用しながら、安定性の高い投資基盤を築くことができます。
詳しくは「ナスダック100に長期投資するのはあり?メリットやおすすめの運用方法について解説」をご覧ください。
まとめ
今回はオルカンとナスダック100の両方に投資するのはありかについて解説しました。
- オルカンとは?
- ナスダック100とは?
- オルカンとナスダック100の比較
- オルカンとナスダック100両方はあり?
- オルカンとナスダック100両方持ったら?
- 投資信託の買い方
- ナスダック100に関するQ&A
オルカンとS&P500の両方に投資するのはおすすめしません。
オルカンの約60%は米国の株式で構成されているため、ナスダック100に追加で投資すると、米国株への偏りが一層強くなります。
オルカンの最大の魅力は、全世界に分散投資できる点にあり、この広範な分散があるからこそ、リスクを低減し、さまオルカンが持つ「全世界に分散」という特徴が損なわれてしまいます。
さらに、投資信託は保有しているだけで信託報酬という手数料が発生し、コストが無駄に増加する可能性があります。
したがって、コストと投資効率を考慮するならば、オルカンを選択することで、全世界に分散しつつ、無駄なコストを抑えることができるでしょう。
ただ、投資の心理的な安心感や米国株の比率をさらに高めたいといった場合には、オルカンとナスダック100の両方へ投資するのも一つの選択肢です。
なお、オルカンやナスダック100に投資するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
【おすすめのネット証券】
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